
クリエイティブリユースでアート!

ー市内でみつけた端材や廃材をアートな目線で見直そうー
“クリエイティブリユース”とは、使われなくなったモノ(廃材)を人のクリエイティビティ(創造性)で新たなモノに生まれ変わらせることです。
当財団では、2014年から、地域の見直されるべき資源である廃材を地元企業、商店から収集し、『クリエイティブリユースでアート!』と題して、廃材を使った作品制作、展示、ワークショップを実施しています。さらに、映画のフィルム缶に廃材を並べて楽しむ『フィルム缶にアート!』を展開するなど、廃材を通じて調布の魅力や特徴を発見しながら、アートを身近に感じられる取組として「クリエイティブリユース」に挑戦しています。
これまでの取り組み
年度 | 内容 | 参加アーティスト |
平成26 年度 | 『クリエイティブリユースでアート!-市内の端材や廃材をアートな目線で見直そう-』 市内の様々な事業所やお店を訪問して端材や廃材を譲っていただくワークショップを 実施。集められた廃材を用いて、高校生やアーティストが、自由な発想でそれぞれの 思いを込めた作品づくりに挑戦しました。 | クワクボリョウタ 岩田とも子 |
平成27 年度 | 財団設立20周年記念事業 『クリエイティブリユースでアート!-市内の端材や廃材をアートな目線で見直そう-』 招聘アーティストと公募制作者が、調布市内のさまざまな事業所やお店を訪問し、 お譲りいただいた端材や廃材を使って制作した作品を展示しました。 | 西尾美也 川埜龍三 |
平成28年 ~29年度 | 『クリエイティブリユースでアート! ―市内の端材や廃材をアートな目線で見直そう―』 前年度から引き続き、招聘アーティストと公募制作者が、調布市内のさまざまな事 業所やお店を訪問し、お譲りいただいた端材や廃材を使って制作した作品を展示し ました。 『フィルム缶にアートDAY-教職員のための体験会-』 展示室等で実施していた『フィルム缶にアート!』を次年度からアウトリーチとし て実施するため、教職員向けに体験会を開きました。 | 記憶のはがし方 プロジェクト (阿部大介、 鷹野健) 宮田明日鹿 |
平成30 年度 | 『フィルム缶にアート!』アウトリーチ実施 保育園、小学校、児童館、高齢者施設、障害者援助施設など、合計11ヶ所で『フィ ルム缶にアート!』のアウトリーチを実施しました。 | |
令和元年 ~2年度 | 『クリエイティブリユースでアート!×富田菜摘「ものものいきもの」展』 だれもが参加できる展覧会として、造形作家の富田菜摘さんを招聘して実施。調布 の廃材を使って作られた富田さんの作品に加え、富田さんが講師となり、市内の小 学校や高齢者施設などに出向いて行ったワークショップで作られた作品もあわせて 展示しました。 | 富田菜摘 |
令和3 年度 | 『クリエイティブリユースでアート!×武藤亜希子 C+H+O+F+Uのかけら植物園』 「記憶の中に広がる風景」をコンセプトに布を使った立体制作や、人々に参加して もらいながら形になっていくインスタレーションを発表している武藤亜希子さんを 招聘して実施。武藤さんの作品と合わせて、小学生を対象としたワークショップで 制作した“かけら植物”を展示しました。 | 武藤亜希子 |
フィルム缶にアート!とは

撮影所や映画関連会社が集積する「映画のまち調布」ならではの廃材"映画のフィルム缶"をベースに、様々なパーツを飾りつけて、作品を作るシンプルなワークショップです。フィルム缶をはじめ、使われているパーツは、すべて調布市内の商店や事業所からお譲り頂いた端材・廃材です。フィルム缶は映画のデジタル化が進み、不用になりお譲りいただきました。他にも捨てるにはもったいない、ユニークなカタチや色をした廃材の数々に想像力を掻き立てられ、作品をつくる楽しさを味わえると同時に、自然と調布のまちの様子を知ることができます。
