令和7年度のちょうふアートサポーターズによる活動レポートです。
ちょうふアートサポーターズ(略してCAS)について詳細はこちらをご覧ください。
ちょうふアートサポーターズ2025活動レポート
CAS2025活動記録
◆6月29日(日) 調布国際音楽祭2025 フェスティバル・オーケストラ
「鈴木雅明×フェスオケ 渾身のペトルーシュカ」」
エネルギッシュな演奏で会場を盛り上げるフェスティバル・オーケストラ。その公演を陰で支えるCIMF。
調布国際音楽祭2025のフィナーレを飾る「フェスティバル・オーケストラ」公演の活動に参加しました。担当のCASメンバー(調布国際音楽祭ではチームCIMF)は総勢11名、それぞれ分担して、チケットもぎり、プログラム配布、エレベーター上のご案内、ブランケット配布を担当しました。私は他のメンバーと4人でチケットもぎりを担当しました。当日は早くから熱心なお客様が詰めかけ、もぎりも大忙しでした。
プログラムはバッハの「管弦楽組曲第4番」から始まり、続いて岡本誠司さんのソロによるモーツァルトの「ヴァイオリン協奏曲第3番」、後半はストラヴィンスキーのバレエ音楽「ペトルーシュカ」でした。鈴木優人プロデューサーがチェンバロに加わった典雅なバッハと、岡本誠司さん奏でるそれはそれは美しいモーツァルトはこのうえなく素晴らしかったのですが、なんと言っても後半の「ペトルーシュカ」が凄かった!ステージを埋め尽くす大編成のオーケストラに加え、真ん中にピアノ、舞台袖にはチェレスタ、それに加えてハープが3台並ぶという見たことのない編成で、鈴木雅明マエストロのエネルギッシュな指揮のもと、フェスオケメンバーが奏でる渾身の演奏にしばし圧倒されました。
終演後、チームCIMFメンバーは残って舞台撤収のお手伝いをしました。
ロビーのソファー(とても重い)の並べ替えやテーブルの撤去、最後はホール内で、撤去されていた前列3列分の座席をもとに戻す作業もお手伝いしました。最後は撤収作業で少し汗もかきましたが、とても充実したチームCIMFのフィナーレでした。
(投稿者:ちょうふアートサポ A)

◆6月28日(土) 調布国際音楽祭2025「ミュージックカフェ」
ビールやスナックを片手に楽しむコンサート♪
チームCIMFとして、6月28日(土)の調布国際音楽祭ミュージックカフェの活動に参加しました。CASが調布国際音楽祭の活動に参加するときは、チームCIMF(chofu international music festival)になります。
私は15:00から1時間おきに始まる3つの演奏会で、お客様のご案内などを担当しました。最初はフルート4名のユニット「Quartet AKEA」、2番目はソプラノとピアノの「Asumi×Hana」、3番はトルコ出身「ヤザン・クワンチ」さんによる、聴くのも見るのも初めてのトルコの民族楽器サズの演奏会で、毎回、ほぼ満員の盛況でした。 会場はグリーンホールの小ホールで、前半分が通常の椅子席、後ろ半分が丸テーブルを11脚並べたテーブル席でしたが、特にテーブル席は大人気で、お子様連れのご家族が飲食しながらゆったりくつろいだり、ホール前のクラフトビールの出店で買ったビールを片手に音楽を楽しむお客様がたくさんおられました。現場に入る前は、きちんと音楽を聴く環境になるのか疑問に思っていましたが、いざ演奏会が始まるとお客様は皆、真剣にしかも楽しそうに音楽に聴き入り、会場全体が幸福感につつまれました。
かしこまって聴くだけではなく、本格的なクラシックをこのようなくつろいだ空間で楽しめるミュージックカフェ、とても良い催しだと思いました。
(投稿者:ちょうふアートサポ A)

◆6月27日(金) 調布国際音楽祭2025「オープンステージ」
あらゆる世代に響くアコーディオンとソプラノサクソフォンの音色♪
市民にオープン。気持ちもオープン。
音楽を触媒に、参加者、鑑賞者、通りがかった市民の皆さん、そして当日サポートに入ったCASメンバーまでもが、互いに心を通わせた30分。
それが、調布国際音楽祭のオープンステージです。
6月27日、たづくり1階のいつもの日常に、アコーディオンとソプラノサクソフォンによる非日常のセッションが響き渡りました。
その音色に歩みを止め、目を輝かせながら鑑賞する多くの市民の皆さんの姿がありました。今回の演奏者、鑑賞者、そしてお手伝いのCASメンバーの多くは調布市民。
でも、この音楽がなければ、普段はすれ違うだけで交わることのなかった方々です。
生の音楽に触れる機会が少ないかもしれない、赤ちゃん連れのお母さんや杖を手にした年配の方々も、楽しそうに耳を傾けていらっしゃいました。
また、立ち見のお客さまから楽器の名前を尋ねられ、それにお応えしながら少しだけ会話が生まれる、そんな優しい時間もありました。調布のあらゆる世代・層の市民に開かれた音楽祭だからこそ、手づくりの温かさが多くの人の心に届くのだと思います。
今年も、この素晴らしい音楽祭、そしてサポーターとしてその一端を担えたことに、心より感謝申し上げます。
(投稿者:ちょうふアートサポ I)

◆6月25日(水) 調布国際音楽祭2025「深大寺でひたる悠久の調べ」
アナウンスで支えるCIMF
深大寺でひたる悠久の調べに、影アナとして活動に参加しました。と言っても、本堂の中なのでお客様から見える位置での司会進行になります。
今年から活動に参加、事前にアナウンス研修を受けていたので、良い点、改善点が明確になり、また研修時に頂いた「まとめ」は大変役に立ち、「舞台での司会進行に共通するチェック項目」を確認、本番に臨みました。
①当日は発声、呼吸法、表情筋、滑舌などを早めに体の準備
②原稿内のすべての固有名詞、数字の確認(思い込み厳禁)
③声のトーン(TPOにふさわしいかどうか)テンポ、たてる言葉をチェック
満席の本堂内で、お客様の着席状況や、ご挨拶される深大寺御住職様の到着ぐあい等を確認しながら、ほぼスケジュール通りのタイミングで、舞台監督の指示を得ながら緊張感を持ってアナウンスすることはとても重要な役割で、また、とてもいい経験となりました。終演後にCASのメンバーより、とてもわかりやすいアナウンスでしたよとの話を頂き、ちょっとほっとしました。
僧侶による天台声明と素敵な楽器演奏の体験はとてもお勧めです。
(投稿者:ちょうふアートサポ K)

大雨だった深大寺公演。 お客さまをはじめに迎えるのは、傘立て担当。
《ようこそ、深大寺公演へ-チームCIMFとして》
梅雨空の中、深大寺本堂には125名ものお客様にご来場いただき、私たちは「チームCIMF」としてお迎えしました。2公演のうち、私は第1回目に参加し、その回では10名のボランティアスタッフが活動しました。職員の方々によるご丁寧な打ち合わせのもと、私は、3名の場外入場列整理担当の一員として動きました。
「こんにちは」「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」-調布国際音楽祭特製のTシャツを着用し、開演前と終演後には笑顔でお客様にご挨拶と列整理をしました。また、当日はあいにくの大雨だったので、私は主に、お客様へ傘の管理番号カードの配布や、傘の置き場所のご案内を担当しました。
ボランティアの立場でしたが、お客様からは、私たちもスタッフの一員として映っていたかと思います。来場者を最初に迎える役割を任せていただけたことは、大変貴重な経験になりました。
お客様にとって、深大寺での特別なひと時を、私たちのサポートによって少しでも快適にお過ごしいただけたのであれば、これ以上の喜びはありません。
(投稿者:ちょうふアートサポ O)

◆6月22日(日) 調布国際音楽祭2025「ウェルカムコンサート」
真夏日に贈るフルートの音色・・・♪ CIMFは屋外でも大活躍!
6月の下旬、調布の街は音楽祭一色!
調布駅の地上では、月末までの週末、華やかな音色が電車やバスの乗降客たちをお出迎え・お見送りする。
その名も『ウェルカムコンサート』で、私はパンフレット配布、アンケート回収、そして、耳を傾けている人たちのカウントを担当した。
当日は、都内では33度を超える予想。
奏者「Fiore」のみなさんが素敵な衣装で登場すると、熱い中、足を止めるお客様も増え、そして、演奏がスタート。
財団の方との打ち合わせでは、昨年は200人ほどの方が聴いてくださったそうで、今年の目標は300人!
会場前で聴いている方のほか、バスから降りてこちらを振り返ったり、通りすがりで歩みを緩めたりする方々がいれば、カチカチ・・と。
演奏の終盤、「『リトルマーメイド』より アンダーザシー」が終わるまで、鑑賞された方を数え続けること20分・・。最後は何と、406人に!
梅雨の合間の晴天日、そして熱い午後。
調布を訪れた多くの方に、ひと時の涼しい海の音色をお届けするお手伝いが出来、これから続く音楽祭の盛り上がりを強く感じる真夏日となった。
(投稿者:ちょうふアートサポ H)

◆6月22日(日) 調布国際音楽祭2025「オープニング・コンサート」
調布国際音楽祭2025開幕!終演後、お客様の一言に思わず涙。
オープニングコンサートでチケットもぎりをしました。
約1200人のご来場、外は季節外れの真夏日なので、滞留しないようにスムーズに、心地よくお迎えすることを意識しました。
去年から活動に参加したので、なんとなくの流れは把握できていたものの、財団の方々、CIMFの頼れる先輩方の采配により、大きな混乱もなく皆様の入場を終えた時には本当にほっとしました。
終演後は人生初の募金のお願いで緊張しましたが、「ありがとう」「素晴らしかった」と一言添えて募金くださる方々に心から頭が下がりました。
また、「初めて来たけれど、東京文化会館やサントリーホールで聴くどんな演奏会よりも、感動したの!これは市民の皆さんで作られている特別な音楽祭だからなのね。もうこの感動を誰かと分かち合いたい思いでいっぱいよ!」と声をかけてくださった方がおられました。涙が出そうになりました。
素晴らしい演奏と、運営者と、ホールの空気感が一体になってお客様に届いた証だと思いました。始まったばかりなのに、すでに次回の音楽祭が楽しみです。(投稿者:ちょうふアートサポ K)

少年からの思いがけない一言で心が満たされる・・・。
活動が2年目の今年、自分にとって最大の催しでボランティアをさせていただきました。
コンサートの全てを把握することは出来ませんでしたが、会場にたくさんの観客、その中には子供さんの姿も多く見受けられました。こんなに多くのぎっしり並んでいる座席姿は今回初めてと思われます。熱気も凄かったです。ピアノ、オーケストラ、その中にはサックス、トランペットと活躍されておられる音楽家のソロ演奏他、鈴木優人さんのお話と指揮、少しでも拝見出来ました。演奏された音楽は心地良いリズムで乗ってしまう感じにもなりました。始まる前のプログラム配布をし、終わってからのアンケート回収時には、凄い楽しかったよ、の男の子の思わぬ喜びに嬉しくなりました。皆さま、お客さまの方々、ありがとうございました。
(投稿者:ちょうふアートサポ Y)

◆6月15日(日) 研修「文章の書き方講座」
みんなの前で夢を語り、文章を書く意欲がわく講座。 これから30周年記念事業レポーターとして頑張ります!
2回の講座と課題提出の時間を含め、計6時間以上かけて「私が将来やりたいこと」と真剣に向き合いました。幅広い年代のCASメンバー21名が1つの会議室に集まり、プロの山田ズーニー先生によるレクチャーを受けながら、それぞれが自分自身と対話し、夢を描き、先生や職員の皆さん、そして20名の前でその夢を発表した時間は、人生の中でも稀有な体験だったと思います。
「文章の書き方講座」という名目でしたが、それ以上に、自分が本当にやりたいことは何か、を明確にする貴重な機会をいただき、参加できて本当に良かったと感じています。今、まさに新しい仕事に向かって走り出している私にとって、CASの各々が抱いている夢に触れられたことは大きな刺激となり、忘れられない時間になりました。
また、本講座への参加をきっかけに、財団30周年記念事業のレポーターを担当させていただくことになり、大変光栄です。将来、コンテンツ制作とその発信を通じて、日本と海外の架け橋になりたいという夢があるので、今回の経験がその一歩に繋がれば嬉しいです。
最後に、ズーニー先生が講義で仰っていた「人間の心を揺さぶれるのは、人間の書いた文章です」という言葉を心に留め、これからも相手の感情に届く表現力を磨いていきたいと思います。(投稿者:ちょうふアートサポ O)

◆6月8日(日)沼田侑香さん「現実とエラー」展 アーティストトーク
アイロンビーズでつくった作品で飾られた世界を写真で切り取る!
6月8日(日)「現実とエラー」展のアーティストトーク会が、調布市文化会館で開催されました。午前と午後の2部制で行われ、1階の展示室には来場者が溢れんばかりに集まり、大盛況。私の参加した午後の部では、CASからは4名が参加し、3名がご案内係、私はウェブ広報用の写真撮影を担当しました。
トーク会では、作家の沼田侑香さんが作品の1つひとつに込めた想いをはじめ、展示空間の細部へのこだわりまで語って下さりました。例えば、親子で楽しめる可愛らしい昔ながらのアイロンビーズで作品を表現していますが、そこにはデジタル化した現代社会に潜む"不思議さ"や"もろさ"というメッセージ性を含んでいること、また、作品の世界観に合わせて、床のタイルを紅白色に張り替えたり、照明の色を青に調整していたりと、細やかな演出を施したといった内容でした。作家ご本人による解説と質疑応答を交えながら、1時間かけてじっくりと作品の背景を紐解いてゆけたのは、本企画ならではだったと思います。
終始、気さくな笑顔で魅力を語り尽くして下さった沼田さん。作品のポップでワクワクした世界観は、彼女のお人柄がまさに反映されているように思いました。新しい、けれども、どこか懐かしい。このユニークな世界観に、来場者やスタッフが自然と引き込まれていく姿を、私はカメラのシャッターを切りながら、感じ取りました。
(投稿者:ちょうふアートサポ O)

