鬼原美希展「たびするおりびと meets 調布と映画」
鬼原美希展「たびするおりびと meets 調布と映画」 概要
- 開催日
〜
- 開催時間
- 10:00~18:00
- 会場
調布市文化会館たづくり
- 料金
- 無料
綴れ織り作家、鬼原美希。
経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が織りなす表情豊かな世界をお楽しみください。
内容
綴れ織り作家、鬼原美希は記憶を織る「たびするおりびと」です。
思い入れのあるもの、旅先で出会ったものを素材にして、自身の感情の記憶として、伝統的な綴れ織りの手法を用いながら絵画的に織り出します。
「映画のまち調布」の地に降り立った「たびするおりびと」は、今は使われていないフィルムや衣装など映画にまつわる資源を集め、関係者との交流を通じて、新作「0倍速のエンドロール」を制作しました。
本展は、日常の煌めきを掬い上げた「日常の物語編」、旅先での感動を表現した「たびするおりびと編」、そして、鑑賞者のあなたも物語のつむぎ手として参加する「あなたもおりびと編」の3部構成でお届けします。
作家プロフィール
鬼原 美希 綴れ織り作家
多摩美術大学大学院テキスタイルデザイン研究領域修了。
日常の中の激しい煌めきを湛えた瞬間を掬い上げ、自身や旅先で出会った人々をモチーフとして綴れ織りで描く。
緯糸を積み重ね、綴れを織る行為を「人と人との関わりの記録」「時間の経過」と捉え、その繰り返しによって物語を表現する。
2015年、フレーム織り機を携えて船で世界23カ国を巡る旅に出、各国でのテキスタイル文化の違いや織り素材の可能性の幅広さを体感して以来、旅先でのエピソードを現地の素材で綴る制作活動を続けている。開催によせて
この展覧会は3編構成となっています。「日常の物語編」では、作家自身の日常の中の出来事を掬い上げ表現すること、「たびするおりびと編」では、作家が体験した旅先での出会いやその地に住む人々の生活に触れた時の感動を表現すること、「あなたもおりびと編」では、「カメラを止めるな!」という一本の映画作品を題材とし、映像作品自体だけでなくその内側や広がりの物語を表現することで、ご来場くださる方々ひとりひとりが物語のつむぎ手であることを感じていただけたらと願いました。
人は誰しも、何かのクリエイターです。最終的な媒体が何であっても、走って転んで血を流すように、命の火を灯して生み出されたものは、自我を持ち、作り手の思い及ばないような様々な現象を起こすものだと思います。
そんな当たり前のような奇跡が、私にはとても眩しく愛おしいです。
物販
会期中、下記の関連書籍・グッズを会場で委託販売しています。
アーティストトーク「フィクションの中のノンフィクションを求めて」
新作「0倍速のエンドロール」制作のモチーフとなった「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督をゲストにお呼びし、鬼原美希とそれぞれの創作活動について対談形式でお話します。
ダイジェスト版 配信
概要
2月4日(土)14:00~15:30(開場13:30)
ゲスト:上田慎一郎監督
会場 調布市文化会館たづくり8階 映像シアター
参加費 無料
事前申込制 先着100名
ワークショップ「綴れ織りで、おいしい♪タペストリーをつくろう」
小さな織り機に張った経糸に、身近な素材や色々な糸を織り重ねて、「好きな食べ物」を表現してみましょう。
概要
2月5日(日)10:00~16:00(休憩時間1時間含む)
会場 調布市文化会館たづくり10階 1001学習室
定員 15名
対象 中学生以上・初心者大歓迎
参加費 2,500円 ※材料費込み。手織り機はお持ち帰りいただけます。
持ち物 筆記用具・織りこみたい素材
当日の様子
ワークシートの配布
より展示を楽しんでいただくため、ちょうふアートサポーターズ(CAS)が作家にインタビューを行い、「あなたもおりびとワークシート」を制作しました。
映画のまち調布 シネマフェスティバル2023
2023年1月27日(金)~2月19日(日)
調布市文化会館たづくり、調布市グリーンホール、イオンシネマ シアタス調布