千鹿頭 CHIKATO 大小島真木 調布×架ける×アート
千鹿頭 CHIKATO 大小島真木 調布×架ける×アート 概要
- 開催日
〜
- 開催時間
- 10：00～18：00
※本展示では40分程度の映像作品が2点含まれます。入場時間にご注意ください。 - 会場
調布市文化会館たづくり
- 料金
- 無料
「共生」をアーティストの視点から考える新たな試み「調布×架ける×アート」。
第1弾として、アーティスト大小島真木の展示を行います。
内容
本展では、2022年に大小島が長野県諏訪地方での滞在型リサーチで蒐集した、同地に伝わる神話、信仰、民俗、地形などから得たインスピレーションをもとに、絵画、映像、造形、テキストなどの様々な形式によって制作した作品群を一堂に集め、展示します。
本展を通じて、現代の都市で生きる私たち人間は、決して自然の営みから切り離された存在ではないことを感じ取っていただければ幸いです。
作家プロフィール
大小島真木（おおこじま・まき）
東京を拠点に活動するアーティストおよびアートユニット。 「絡まり、もつれ、ほころびながら、いびつに循環していく生命」をテーマに制作活動を行う。インド、ポーランド、中国、メキシコ、フランスなどで滞在制作。2017年にはTara Ocean 財団が率いる科学探査船タラ号太平洋プロジェクトに参加。 近年は美術館、ギャラリーなどにおける展示の他、舞台美術なども手掛ける。
2023年より、かねてより制作に関わっていた編集者・辻陽介との本格的な協働制作体制に入り、以降、名称をそのままに、アートユニットとして活動している。
新作の映像作品《千鹿頭 CHIKATO》を初公開
2022年、大小島は、アートコモンズ〈対話と創造の森〉のレジデンスプログラムに参加し、長野県の諏訪地方において一年間断続的に滞在型リサーチを行いました。
初の本格的な映像作品《千鹿頭》では、諏訪の森を舞台に、生、死、性、食、殺、葬といった生命の普遍的営為がもつ両義的な性格を、創作神話という形式によって表現しています。
多様な作品から、人と自然のつながりを考える
木材、ガラス、鉄、LED 照明などを用いて制作された立体作品《SHUKU》は、謎深い古神「宿神」の現代的な表象として、大小島を中心に、作品ごとに多様な人材からメンバーを変えて構成されるアーティストグループ〈MAQUIS〉によって制作されました。
「六本木アートナイト2023」でも先行展示され好評を得た本作は、本展では異なる照明プログラムにより、新たな姿を見ることができます。
このほかにもペインティングや陶器など、多様な素材や手法で制作された作品を展示します。
展覧会アーカイブ動画
トークイベント
【終了】クロストーク「風土を喰らう、風土を分解する」
地域の民俗をアートで掘り起こすことについて、ゲストを交えて対談します
出演：大小島真木（作家）、辻 陽介（編集者）、 ドミニク・チェン（情報学研究者）
登壇予定でした塚田有那（編集者・キュレーター）は、都合により出演キャンセルとなりました。
11月5日（日）14:00～15:30（開場30分前）
会場：調布市文化会館たづくり８階 映像シアター
参加費：無料（先着申込）
【終了】ギャラリートーク
①12月２日（土）14:00～
②12月10日（日）14:00～
会場：調布市文化会館たづくり1階 展示室
参加費：無料
定員：各回20名（予約不要・当日先着順）
解説：大小島真木
※各回の開始10分前に展示室にお集まりください
※混雑状況により、入場制限を行う場合があります
※保育サービス利用不可
ワークショップ
地域・民俗とアートの関係性、食物連鎖、人と風土・獣とのかかわりなど、様々な視点から「共生」について考える関連イベントを開催します。
【終了】子供向けワークショップ「仮面づくり」
食べる／食べられるってなんだろう？
いろんな生き物たちの仮面をつくって考えてみよう。
11月25日(土) 13：30～15：00
講師：大小島真木
対象：小学生
会場：調布市文化会館たづくり10階 1001学習室
参加費：500円
定員：15名 先着申込
保育サービスあり（有料・事前申込）
【終了】対話のワークショップ「半獣半人を再生する」
風土と人の関わりについて考えるワークショップ。
作家による諏訪での狩猟のエピソードを聞いたあと、仮面を被って異なる生き物の目線から参加者同士で対話をします。
11月26日(日)13:30～15:00
案内人：大小島真木
対象：中学生以上（大人向け）
会場：調布市文化会館たづくり10階 1001学習室
参加費：200円（お土産付き）
定員：10名 先着申込
保育サービスあり（有料・事前申込）
ちょうふアートサポーターズによる展示レポート
財団文化ボランティアのちょうふアートサポーターズ4名が展示視察＆作家インタビューを行いました。
作家との対話からどんなことを感じたのか、それぞれの感想をご紹介します。皆さんの鑑賞の手がかりになれば幸いです。
サテライト展示
展示室ほか、調布市グリーンホールエントランス、調布市せんがわ劇場の正面入口及び館内で展示を行います。本展示と併せてお楽しみください。
物販
会場では関連書籍・グッズを販売しています。
調布×架ける×アート
「調布×架ける×アート」とは、多義性のある「共生」をテーマにアーティスト独自の視点から切り込んだ展示プログラムです。
みなさまとアート、そして共に生きる全てのものをつなぐ架け橋となることを目指します。
後援
調布市教育委員会、J:COM、調布ＦＭ83.8MHz
協力
対話と創造の森（長野県茅野市）