武者小路実篤が生きた時代、明治末から昭和40(1965)年頃まで、大衆娯楽の中心は映画でした。実篤の文学作品も、昭和4(1929)年から46(1971)年にかけて映画化され、「結婚悲劇」「ある父」「幸福な家族(戦前版)」「金色夜叉(尾崎紅葉原作・実篤脚色)」「その妹」「幸福な家族(戦後版)」「世界を賭ける恋(原作「愛と死」)」「いのちの朝(原作「暁」)」「愛と死(原作「愛と死」「友情」)」の9本が制作・公開されました。
調布市武者小路実篤記念館移動展 銀幕が映す実篤文学
調布市武者小路実篤記念館移動展 銀幕が映す実篤文学 概要
- 開催日
〜
- 開催時間
- 10:00~18:00
- 会場
調布市文化会館たづくり
- 料金
- 無料
映像化された実篤文学の魅力をご紹介します
本展では、実篤の文学作品が原作となった9つの映画について、当時のポスターやチラシ、スチル写真などで紹介するとともに、原稿や掲載誌、映画の台本などでストーリーをたどり、また雑誌記事などからこれらの映画がどのように評価されたかも振り返ります。
このほか、画家・木村荘八や、黒澤明監督映画ほか多くのヒット作のある脚本家・小国英雄ら、実篤と親交があり映画制作に携わった人々、また長く調布に暮らした映画美術の巨匠・木村威夫の資料など、映画にまつわる資料も紹介します。
朗読会「朗読で感じる実篤」〜「愛と死」ハイライトシーン
日活「世界を賭ける恋」、松竹「愛と死」と2度も映画化された実篤の小説「愛と死」からハイライトシーンを朗読し、作品世界を感じていただきます。
2月9日(日) 13:30~15:00
朗読:河崎早春(朗読家・俳優)
参加費:無料
会場:調布市文化会館たづくり8階映像シアター
定員:100名
申込み:1月26日(日)必着
※申込方法は下記をご覧ください。
武者小路実篤原作 日活映画「世界を賭ける恋」上映会
「愛と死」を原作に、戦後の日活の製作再開記念として主演に2人のスターを迎え、ヨーロッパロケを敢行し、当時まだ珍しかった総天然色(カラー)で制作された本作を上映します。
3月8日(土) 13:30~(本編104分、解説10分)
出演:石原裕次郎、浅丘ルリ子
参加費:無料
会場:調布市文化会館たづくり8階映像シアター
定員:100名
申込み:2月26日(水)必着
※申込方法は下記をご覧ください。
<申込方法>
往復はがきの往信面に(1)希望する講座名、(2)応募者全員の氏名とふりがな、(3)年齢(任意)、(4)郵便番号、(5)住所、(6)電話番号を、返信面にご自身の宛先を明記の上、締切日必着で実篤記念館(〒182-0003 東京都調布市若葉町1-8-30)までお送りください。
*往復はがき1枚につき2名まで応募可。ただし、応募者全員の必要事項を記入してください。
*応募者多数の場合は抽選。
*定員に余裕がある場合は、締切後の翌開館日午前9時から開催前日午後5時まで電話で受け付けます(先着順)。
ギャラリートーク
作品のみどころや制作過程におけるエピソードをお話しします。
①2月14日(金)14:00〜15:00
②3月23日(日) 14:00〜15:00
定員:各回20人(当日先着順)
参加費:無料
※申込不要。開始10分前に展示室にお集まりください
展示室内ワークショップ「実篤名ゼリフBOOKを作ろう」
映画の原作となった実篤の小説の名ゼリフと表紙のパーツから自分のお気に入りを選び、本のように綴って持ち帰りましょう。
物販
会場内では実篤記念館のミュージアムグッズを委託販売いたします。
武者小路実篤記念館のバレンタインシーズン限定チョコレートの販売も行います。数に達し次第終了です。
調布市武者小路実篤記念館について
武者小路実篤が昭和30年から51年に亡くなるまで、晩年の20年間を過ごした邸宅(現・実篤公園)の隣接地に昭和60年10月に開館しました。実篤の自筆原稿や絵をはじめ、友人の作家・画家の作品などを約5週間ごとに入れ替えて展示しています。調布市文化・コミュニティ振興財団と協力して移動展を開催し、より多くの方にその業績を紹介します。
<調布市武者小路実篤記念館>
〒182-0003 東京都調布市若葉町1-8-30
公式ホームページ
後援
調布市教育委員会、J:COM、調布FM83.8MHz