「グリーングリーンのはら」連続ダンスワークショップ 活動中&見学随時歓迎中【10/4彩咲祭で発表しました!(レポート掲載)】
「グリーングリーンのはら」連続ダンスワークショップ 活動中&見学随時歓迎中【10/4彩咲祭で発表しました!(レポート掲載)】 概要

- 開催日
〜
- 開催時間
- 開場13:30 開演14:00 終演15:30
- 会場
調布市グリーンホール 小ホール
- 料金
- 無料
- 定員
- 中学校3年生(令和7年度4月時点)以上、おおむね30歳代まで 20人
(事前に応募者の特性を知るための選考、面接があります)
※面接の日時は追ってお知らせします - 受付開始日
- 2025年2月16日(日)15:30
障害のある人もない人も、ともに自由な身体表現を行う、インクルーシブダンスワークショップ「のはら」。見学も随時歓迎です。お気軽にお問合せください
内容
障害のある人もない人も、ともに自由な身体表現を楽しむ、インクルーシブダンスワークショップ「のはら」。感じるまま自由に動き、仲間たちと一緒に踊るすばらしさをぜひ体験してください。
ダンスが初めてでも経験豊かな講師がサポートしますので、安心してご参加ください。
見学を随時歓迎しています。お気軽にお問い合わせください。
■グリーングリーンのはら活動レポート(みんなのダンスフィールドHP内)もぜひご覧ください
日程:2025年5月~2026年2月の日曜日 月1回・全8回 14:00~15:30 ※日程を一部変更しました
①5/18 ②6/15 ③7/20 ④8/3 ⑤9/21※追加 【10/4(土)彩咲祭 くすのきホールステージに出演】⑥11/30 (12/21は中止) ⑦1/25 ⑧2/8
会場:グリーンホール 小ホール(地下1階・エレベーター使用可)
対象:中学校3年生(令和7年度4月時点)以上、おおむね30歳代まで
定員:20名(事前に応募者の特性を知るための選考・面接があります)
※面接の日時は追ってお知らせします
参加費:無料
申込:申込期間2/16(日)15:30~
下記「グリーングリーンのはら申込フォーム」よりお申込みください。
お問合せ:(公財)調布市文化・コミュニティ振興財団
芸術振興事業課 舞台芸術係
電話:042₋481₋7611
ファックス:042-484-3009
メール:butai@choufu-culture-community.org
協力:NPO法人みんなのダンスフィールド
講師

西 洋子(にし ひろこ)
NPO法人みんなのダンスフィールド代表/理事長
のはらチーフファシリテータ
東洋英和女学院大学教授。専門は身体表現論、舞踊学。博士(学術)。お茶の水女子大学・同大学院で舞踊学を学び、子どもの創造的な身体表現、精神科入院病棟での身体表現の実践を重ねる。「のはら」をメタファーにさまざまな個が変容する身体での共創表現を構想し、1998年からコミュニティでのインクルーシブダンス「みんなのダンスフィールド」を開始。 国内外での上演活動に加えて学校や福祉施設、ミュージアムや被災地、公立劇場でのワークショップを積極的に展開。国立民族学博物館客員教授(2008-2012)、早稲田大学理工学術院客員教授 (2008-2018)、共創学会副会長(2017-)、東京芸術劇場「東京のはら表現部」チーフファシリテータ(2019-)。

【主催・お問い合わせ】
公益財団法人 調布市文化・コミュニティ振興財団 042-481-7611(調布市グリーンホール)
http://www.chofu-culture-community.org
10/4 彩咲祭で発表しました!(レポート)
■インクルーシブダンスワークショップ「グリーングリーンのはら」メンバーが「ちょうふ彩咲祭」のステージに出演
「ダンス」というと、決まった振付を正確に踊るミュージシャンのダンスや、激しく動くヒップホップやブレイキンなどのストリートダンス、高度な技術を要するバレエなどがまず思い浮かぶかもしれません。しかし、2025年度に調布市で始まった連続ダンスワークショップ「グリーングリーンのはら」のダンスは少し違います。
そのことを存分に知ることができたのが、10月4日(土)に開催された「ちょうふ彩咲祭」にて、ワークショップのメンバーが出演した、くすのきホールのステージでした。出演者はグリーングリーンのはらメンバーとチーフファシリテータの西洋子さん、そしてファシリテータ養成講座「のはらカレッジ」の受講生です。5~9月に5回行われたワークショップの内容を基に、西さんの声掛けを合図にしてメンバーたちが踊ります。テーマや全体の流れ、使用曲、基本的な動線などは決まっていますが、細かい振付は定められておらず、メンバーたちがその場で感じたままに動く作品です。
20人ほどの出演者たちは白やベージュのそれぞれ思い思いのゆったりとした衣装を身に着けていて、はだしです。舞台は照明によって、茜色や緑色など少しずつ表情が変わっていきます。曲は、しっとりとしたもの、バグパイプが基調となるもの、クラシック音楽、少しアップテンポで陽気なものの4曲が使われていました。
前半ではいつものワークショップの様子が紹介され、後半ではこの日のために練習した「空」がテーマの作品が披露されました。
ステージは、あいさつするように近くに来た人と優しく手のひらを合わせる「てあわせ」から始まりました。観客のほうにも手を差し出し、観客もそれに応じて手のひらを掲げて、出演者と観客が出会います。舞台全体でイメージされているのは野原です。空を飛行機が飛び、野原で猫たちがじゃれ合い、野原を泳ぐように駆け抜け、風が吹く様子をからだ全体で表現します。みんなで集まって大きな木をつくってから、広がって、家へ帰っていくように舞台を去ります。
でも一人、舞台中央に残っているメンバーがいます。座り込んでいたところから空を見上げて、立ち上がり、前へ進み出て、床を触ることで温かな土を感じる。そこへ風が吹いてきました。透き通った大きな青やピンクの布を持ったメンバーが登場し、はためく布で風を表します。鳥たちもやって来ます。寝転がって空を見上げます。客席から見ているこちらも心地いい風を感じられるようです。そこへ突然の雨。雨から逃れるようにあちこちへ動くメンバーたちのもとへ、透明なビニール傘を差したメンバーたちがやって来て、傘に入れてくれました。そうこうしているうちに、雨がやんで、晴れてきたようです。猫たちが再登場し、野原を泳ぐ人もいます。みんなで深呼吸して、風に飛ばされながらも「てあわせ」をしていたら、風がやみました。楽しそうにスキップして、ぴたっと動きを止めます。客席から大きな拍手が起こりました。
今回のステージは、ワークショップ中にメンバーたちが、それぞれ空や野原の情景を思い浮かべて動きを考えるなど、アイデアを出し合ってつくり上げたそうです。本番の舞台からは、リラックスして楽しんでいる様子と同時に、舞台で観客にすてきなダンスを見せたいという意気込みと、自由に発揮された豊かな表現力が伝わってきました。大人になると、空をゆったりと眺めたり、野原で無心に遊んだりすることがなかなかできなくなります。しかし今回、からだを思いっきり動かすことで、シンプルな舞台の上に大地や草木、小さな生き物たち、風、雨が降ったり晴れたりする空を現出させるステージを見ていたら、街なかにいても、自分の心やからだ次第で自由に飛び回れるのかもしれないと思えました。
「グリーングリーンのはら」のワークショップは、11月以降も月1回程度開催され、これから参加することもできるそうです。ダンス経験や障害の有無に関係なく、中学3年生から30代程度の方が申し込めます。仲間たちとともに自由に身体を動かしたい方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
投稿者:ちょうふアートサポSakaguchi
■10月4日(土)、ちょうふ彩咲祭への「グリーングリーンのはら」出演レポート
「グリーングリーンのはら」は、若い世代を中心としたインクルーシブダンスワークショップです。「インクルーシブ(包括的な)」という言葉のとおり、このワークショップには障害のある人もない人も参加できます。調布市で、2025年5月から始まりました。このワークショップ名には、2019年からの歴史を持つ「東京のはら表現部」と、調布市の「グリーンホール」が、かけあわされています。
今回、「グリーングリーンのはら」が、ちょうふ彩咲祭に出演するにあたって、レポートのお手伝いをしてきました。
10月4日(土)の天気はくもり。リハーサルをグリーンホールで行い、本番の舞台であるくすのきホールに、はぐれないよう移動しました。みんな緊張気味でした。舞台袖で出番を待ちます。舞台は、いくつかの構成で成り立っていました。
まずは、「ウォーミングアップ」です。スキップしたり、大きく回ったり、チーフ・ファシリテータの西洋子先生の声にあわせて、舞台上をそれぞれが大きく、自由に動きます。そして、近くの人と手をつないでつながったり、のはらで寝転がったりしました。
次は、「のはらのゆかいな仲間たち」です。「お花」になったり、「虫」になったり、「風」が吹いてきたり、「木」に集まったりします。舞台上で、のはらのメンバー同士が手を合わせる動きをします。「てあわせ」です。私は観客席から観ましたが、観客席のみんなにも、「てあわせ」をしてくれました。
そして、「空」です。青くて広い空に、雨や光など、空には色々な表情があります。そして、のはらのメンバーは、空を飛んだり、猫たちになって木をカリカリしたり、空を泳いだりします。後からお伺いした話では、みんな自分がなりたいものを考えて、表現につなげたそうです。
最後は、「のはらの仲間たち」です。西先生やファシリテーターの方のサポートの中、音楽にあわせて、広い世界へ、高く上がっていきます。
今回レポートを担当してみて、「グリーングリーンのはら」のように、大まかな流れはあるものの、自分が感じたこと、思ったことを自由に表現するダンスに、一味違った面白さを感じました。また、「私」から「私たち」へつながっていくような世界観を感じました。「のはら」とはどんな場所か、もう少し考えてみたいです。
今年度にスタートした調布市の「グリーングリーンのはら」では、体験参加もできるそうです。身体を動かすのが好きな人、表現するのが好きな人、作品を創るのが好きな人には、おすすめのワークショップです。
興味を持たれた方は、調布市文化・コミュニティ振興財団までお問合せ下さい。
投稿者:ちょうふアートサポOda
事前見学会【終了しました】
「東京のはら表現部」(主催:公益財団法人東京都歴史文化財団東京芸術劇場・共催:公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団)で「のはら」を体験いただけます。(今回の会場は、調布市グリーンホールです)
申込みは不要です。直接会場においでください。
日程:2025年2月16日(日) 14:00~15:30
会場:グリーンホール 小ホール(地下1階・エレベーター使用可)
定員:なし
参加費:無料
持ち物:上履き
その他:手話通訳をご希望の方は、2/12(水)17:00までにご相談ください
お問合せ:(公財)調布市文化・コミュニティ振興財団
芸術振興事業課 舞台芸術係
電話:042₋481₋7611
ファックス:042-484-3009
メール:butai@chofu-culture-community.org

助成 一般財団法人 地域創造
