
館内アート情報

東館1階エレベーターホールでは、エレベーターを待つちょっとした時間を豊かなアート鑑賞の時間に転換させる試み「エレベーターホール・アートプロジェクト」を実施しております。現在展示中の第8期アーティストは町田帆実。年に1回程度展示替えもしておりますので、ご来館の際にご注目ください!
第8期 : 町田 帆実 「light」


作品について
調布市にいらっしゃる皆様と、作品を通して「食」の記憶で繋がれたらと思い、描きました。
実際に、調布市内の飲食店で食事をし、その時の思い出を、ひとつひとつ思い出しながら表現しています。
灯りがキラキラ光る綺麗な道に誘われて出会ったお店と、薄暗い店内に小さな照明が輝いている素敵なお店でした。
鑑賞者がこの作品に包まれた時、いつか行ったお店を思い出し、その時の食事を連鎖的に思い出すきっかけとなれば幸いです。
町田 帆実
作家について
町田 帆実
1994年 愛知県生まれ
2017 年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 卒業
2019 年 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画領域 修了
主な個展
2018 年「Menu」Troubadour(神奈川)
2022 年「町田帆実 - ごちそう -」あいう。( 東京 )
主な活動
2017 年 ~ やすらぎの道立体 壁画設置(神奈川)
2018 年「第 15 回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビジョン」浜松センタービル(東京)
「TAMA VIVANT Ⅱ 2018 Dissémination̶散種」多摩美術大学アートテークギャラリー ( 東京 )
2019 年「Future Artist Tokyo 2019 サテライトイベント」住友不動産六本木グランドタワー駅前(東京)
2021 年「シェル美術賞 2021 アーティスト・セレクション」国立新美術館(東京)
2022 年「絵画のゆくえ 2022」SOMPO 美術館(東京)
主な受賞歴
2017 年 シェル美術賞 グランプリ
2018 年 TURNER AWARD 2017 未来賞
2020 年 FACE 2021 優秀賞
エレベーターホール・アートプロジェクト」過去の出品者
第一期:諫元大輔 / 第二期:ハービー・山口 / 第三期:穂村弘×古門圭一郎 / 第四期:ベー・ビョンウ /
第五期:Colliu(コリュ) / 第六期:堂本右美 / 第七期:千住博

- エントランスや階段の踊り場、窓など、施設のスペースを活用してアート作品の展示を行っています。
- 1995年の開館時より設置されている作品に加え、2018年度には現代アート作品の設置も行いました。
小林万里子《ナンジャモンジャの樹》2020
東館7階~12階 東側窓面


作品について
7階から12階の窓にまたがり、市の木として親しまれる「くすの木」が大きく描かれた作品です。樹木の周囲には多摩川を思わせる流線が伸び、そこには様々な動植物がいきいきと暮らしています
作家について
- 小林万里子(KOBAYASHI Mariko)
- 布/糸/和紙などを用い、織/染/刺繍の技法を組み合わせたテキスタイル作品を制作する。
- 生と死が繰り返されていく自然をテーマに、希薄になりつつある生き物との関係を描く。
- 大阪府出身。多摩美術大学テキスタイルデザイン専攻、同大学院修了。
受賞歴
- STEAMCREAM 3周年記念デザインコンペ 最優秀賞(2010)
- 第15回フラッグアート展in岐阜 最優秀・日比野克彦賞(2011)
- New beat,in香港
- Bronze Award(2012)
- Premiovalcellina2012 佳作(2012)
- 小名浜国際大漁旗デザインコンペ 審査員賞(2012)
- 第2回ニングル大賞 佳作(2012)
- 伊藤若冲感性インスパイア作品展国際コンペティション 入選(2012)
- Tokyo Midtown Award 2014 優秀賞(2014)
角文平《World Tour》2018
東館1階~6階 エレベーターホール横階段室


作品について
空港を彷彿とさせる案内標識と、1階から6階の階段室(踊り場)に設置された窓を模した造形物6点が組み合わさった作品です。案内標識に従って階段を上り下りすると、各階の窓から様々な国の風景を臨むことができます。調布から始まり、上海、カトマンズ、パリ…と、巡る都市は様々で、調布市との距離や関係性を想像させます。
作家について
- 角文平(KADO Bunpei)
- 日常的に見慣れたものを組み合わせることで
- 本来のものが持つ機能や意味をずらし、
- 新たな意味を見る側に連想させるような彫刻を制作。
- 近年は空き家や学校の教室を使ったプロジェクトを経て、
- 作品周辺の空間を作品の一部として取り込むようなインスタレーションも展開。
- 福井県美山町生まれ。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科金工専攻卒業。
受賞歴
- アートサイト小千谷2003
- 魚沼水産賞(2003)
- 第2回コンクリートアートミュージアム名古屋 佳作(2005)
- 第9回岡本太郎記念現代芸術大賞展 特別賞(2006)
- 第10回岡本太郎現代芸術大賞展 特別賞(2007)
- 武蔵野美術大学 パリ賞(2008)
開館当時からの設置作品
望月直登《光る波》1995
麻生秀穂《緑の情景》1995

陶板レリーフ、モザイクなど様々な素材による壁画や彫刻・モニュメントなどを制作する望月直登によるステンレスレリーフ。

国内外の各地で様々な素材によるパブリックアート作品を手がける麻生秀穂による大理石レリーフ。東京藝術大学名誉教授。
チェーザレ・ラピーニ、彫刻作品3点、1898
その他

19世紀イタリアの彫刻家チェーザレ・ラピーニ(Cesare Lapini)による石彫作品三点。
