東館1階エレベーターホールでは、エレベーターを待つちょっとした時間を豊かなアート鑑賞の時間に転換させる試み「エレベーターホール・アートプロジェクト」を実施しております。年に1回程度展示替えもしておりますので、ご来館の際にご注目ください!
館内アート情報
第11期 : クリエイティブリユースでアート!の取組紹介
作品について
クリエイティブリユースとは、使われなくなったモノ(廃材)を人のクリエイティビティ(創造性)で新たなモノに生まれ変わらせることです。
当財団では2014年から提唱者の大月ヒロ子さんとともに、地域の見直されるべき資源である廃材を地元企業、商店から収集し、『クリエイティブリユースでアート!』と題して、廃材を使った作品制作や展示を実施しています。
今期のエレべーターホール・アートプロジェクトでは、クリエイティブリユースの取組や、気軽に体験できるキットの紹介、調布市立調布中学校特別支援学級の生徒が制作したワークショップ作品を展示します。
クリエイティブリユースでアート!
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関連企画
「クリエイティブリユースでアート!廃材ピンホールカメラでつかまえた光 調布/ウクライナ」
会場 たづくり1階展示室
会期 2024年10月25日(金)~2025年1月26日(日)※たづくり休館日を除く
時間 10:00~18:00
助成
令和6年度文化庁 文化芸術創造拠点形成事業
エレベーターホール・アートプロジェクト」過去の出品者
第一期:諫元大輔 / 第二期:ハービー・山口 / 第三期:穂村弘×古門圭一郎 / 第四期:ベー・ビョンウ /
第五期:Colliu(コリュ) / 第六期:堂本右美 / 第七期:千住博 / 第八期:町田帆実/ 第九期:与那覇 俊 /
第十期:尾花賢一+石倉敏明
- エントランスや階段の踊り場、窓など、施設のスペースを活用してアート作品の展示を行っています。
- 1995年の開館時より設置されている作品に加え、2018年度には現代アート作品の設置も行いました。
小林万里子《ナンジャモンジャの樹》2020
東館7階~12階 東側窓面
作品について
7階から12階の窓にまたがり、市の木として親しまれる「くすの木」が大きく描かれた作品です。樹木の周囲には多摩川を思わせる流線が伸び、そこには様々な動植物がいきいきと暮らしています
作家について
- 小林万里子(KOBAYASHI Mariko)
- 布/糸/和紙などを用い、織/染/刺繍の技法を組み合わせたテキスタイル作品を制作する。
- 生と死が繰り返されていく自然をテーマに、希薄になりつつある生き物との関係を描く。
- 大阪府出身。多摩美術大学テキスタイルデザイン専攻、同大学院修了。
受賞歴
- STEAMCREAM 3周年記念デザインコンペ 最優秀賞(2010)
- 第15回フラッグアート展in岐阜 最優秀・日比野克彦賞(2011)
- New beat,in香港
- Bronze Award(2012)
- Premiovalcellina2012 佳作(2012)
- 小名浜国際大漁旗デザインコンペ 審査員賞(2012)
- 第2回ニングル大賞 佳作(2012)
- 伊藤若冲感性インスパイア作品展国際コンペティション 入選(2012)
- Tokyo Midtown Award 2014 優秀賞(2014)
角文平《World Tour》2018
東館1階~6階 エレベーターホール横階段室
作品について
空港を彷彿とさせる案内標識と、1階から6階の階段室(踊り場)に設置された窓を模した造形物6点が組み合わさった作品です。案内標識に従って階段を上り下りすると、各階の窓から様々な国の風景を臨むことができます。調布から始まり、上海、カトマンズ、パリ…と、巡る都市は様々で、調布市との距離や関係性を想像させます。
作家について
- 角文平(KADO Bunpei)
- 日常的に見慣れたものを組み合わせることで
- 本来のものが持つ機能や意味をずらし、
- 新たな意味を見る側に連想させるような彫刻を制作。
- 近年は空き家や学校の教室を使ったプロジェクトを経て、
- 作品周辺の空間を作品の一部として取り込むようなインスタレーションも展開。
- 福井県美山町生まれ。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科金工専攻卒業。
受賞歴
- アートサイト小千谷2003
- 魚沼水産賞(2003)
- 第2回コンクリートアートミュージアム名古屋 佳作(2005)
- 第9回岡本太郎記念現代芸術大賞展 特別賞(2006)
- 第10回岡本太郎現代芸術大賞展 特別賞(2007)
- 武蔵野美術大学 パリ賞(2008)
開館当時からの設置作品
望月直登《光る波》1995
麻生秀穂《緑の情景》1995
チェーザレ・ラピーニ、彫刻作品3点、1898
その他