第11回せんがわ劇場演劇コンクール
第11回せんがわ劇場演劇コンクール 概要
内容
せんがわ劇場演劇コンクールは、本劇場の理念のひとつである「次世代の舞台芸術活動者育成支援プログラム」の出発点となるものです。2010年にスタートし、コンクール終了後もファイナリストの演劇活動を支援していく他に類のないスタイルを特徴としています。
一次審査を経て、本選にすすむ5団体を決定しました。
本選では各団体が40分の作品を1回ずつ上演し、グランプリとオーディエンス賞を各1団体に、また、優れた劇作・演出・俳優に贈る個人賞を選出いたします。
新進気鋭の5団体が、40分の短編作品でグランプリを目指します!
コンセプトは「出会い」≒コミュニケーション
「言葉」「観客」「アーティスト」・・・数々の「出会い」を提供、より深いコミュニケーションを生み出します。 せんがわ劇場演劇コンクールの大きな特徴として、“講評”を大切にしてきました。その“講評”を、今回からさらに厚く、かつ丁寧にお届けします。 また、今回から一般市民も参加できる「アフター・ディスカッション」を導入します。
【出場団体】
抗原劇場(アレルゲンシアター)【神奈川県】
ムニ【神奈川県】
ほろびて【埼玉県】
劇団灰ホトラ【群馬県】
オパンポン創造社【大阪府】
【専門審査員】
銀粉蝶、多田淳之介、西尾佳織、ムーチョ村松
【企画監修/審査員】
徳永京子
公演日程 ★YouTube生配信も予定しています★
開演時間 | 5月29日(土) | 5月30日(日) |
13:30 | ●抗原劇場(アレルゲンシアター) | ●劇団灰ホトラ |
15:00 | ●ムニ | ●オパンポン創造社 |
16:30 | ●ほろびて |
表彰式/講評 17:30~19:00
映像配信となりました。劇場での一般観覧はできません。詳細は追って、発表します。※一般観覧可
※開場は開演の30分前
審 査
【審査基準】 グランプリは、専門審査員が各団体の企画力、演出力、表現力などを基に審査いたします。また、せんがわ劇場の設置目的、理念や使命にかなう作品であるかは、審査の際に考慮させていただきます。以上の基準から総合的に審査を行い、協議により決定いたします。
【専門審査員】※五十音順

昨年の選考会で候補作を選んだけれど上演はかなうことなく、あれから一年が経ってしまった。
この一年で私自身は大きく変わってはいないけど世界の様相は変わった。と思う。
演劇がどんどんないものにされていきそうで怖い。
ここにいるよ、と坑道のカナリアが鳴くように演劇があればいいと思う。
笑いさざめくさえずりも叫びのような鳴き声もなんでもあり、でいいと思う。
だから私たち演劇人は演劇が消えてしまわないようにもっと努力を…って、ここでもまた自助かい!
候補になった作品が、予期せぬこの一年でどう変わったか、あるいは変わらなかったか、それはなぜなのか。
観たいのはそこです。
銀粉蝶(俳優)
1980年代初頭、劇作家・演出家の⽣⽥萬と共に劇団『ブリキの⾃発団』を創⽴。演技派⼥優として数多くの舞台・TV ドラマ・映画に出演。2010 年、二兎社公演『かたりの椅⼦』(作・演出:永井愛)、『ガラスの葉』(演出:白井晃)で、第18 回読売演劇⼤賞優秀⼥優賞を受賞。近年の主な出演作に、【映画】『ねことじいちゃん』(19)、『ぼくのおじさん』(16)、【ドラマ】NHK連続テレビ小説『わろてんか』(18)、NTV『奥様は、取り扱い注意』(17)、【舞台】『忘れてもらえないの歌』(19)、『美しく青く』(19)、範宙遊泳『うまれてないからまだしねない』(19)、NODA・MAP第22回公演『贋作桜の森の満開の下』(18)、唐組30周年記念公演『吸血姫』(18)、『近松⼼中物語』(18)、百⻤オペラ『羅⽣⾨』(17)、妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』(17)、『遠野物語・奇ッ怪其ノ参』(16)など他多数。

このコメントを書いているちょうど一年前が今回のファイナリストを選出した審査会でした。
この一年、みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか。
このコンクールも映像企画やリーディング企画をやりながら、灯火を消さずに来ました。
一年越しの開催に劇場とファイナリストたちに敬意を表します。
舞台芸術に関わる人間でこの一年何も考えずに過ごす方が難しかったでしょう。
なぜ、なんのために、わざわざ集まってリハーサルを重ね、劇場に人を集めて生身の人間たちで上演をするのか。
それは観客にとっても、なぜ演劇を見るのか、この一年改めて見つめ直した方も少なくなかったと思います。
一年前の審査の基準は作品のクオリティはもちろん、今後の可能性、これからどんな面白いことをやってくれるかもありました。
この一年を経て彼らがどんな上演を見せてくれるのか、そして観客とどんな時間を作れるのか、本当に楽しみにしています。
多田淳之介(演出家・東京デスロック主宰)
1976 年生まれ。演出家。東京デスロック主宰。古典から現代戯曲、小説、詩、ネット上のテキストなど様々な題材から現代を生きる人々の当事者性をフォーカスし、舞台と客席の境界を無くすなどアクチュアルな場を創出する。文化施設や教育機関での子どもや演劇を専門としない人とのワークショップや創作、韓国、東南アジアとの海外コラボレーションも多数手がけ、演劇の持つ対話力・協働力を基にボーダーレスに活動する。2010年富士見市民文化会館キラリふじみ芸術監督に公立劇場演劇部門の芸術監督として国内歴代最年少で就任、ホール作品の創作、子供・市民向けプログラムを中心に3期9年間務める。2014年『가모메 カルメギ』にて韓国の第50回東亜演劇賞演出賞を外国人として初受賞。東京芸術祭プランニングチームメンバー。APAFアジア舞台芸術人材育成部門ディレクター。青年団演出部。四国学院大学、女子美術大学非常勤講師。

西尾佳織(劇作家・演出家・鳥公園主宰)
劇作家、演出家、鳥公園主宰。1985年東京生まれ。幼少期をマレーシアで過ごす。東京大学にて寺山修司を、東京藝術大学大学院にて太田省吾を研究。2007年に鳥公園を結成以降、全作品の脚本・演出を担当。「正しさ」から外れながらも確かに存在するものたちに、少しトボケた角度から、柔らかな光を当てようと試みている。2014年『カンロ』にて第58回岸田國士戯曲賞に、2018年『ヨブ呼んでるよ』にて第62回岸田國士戯曲賞にノミネートされる。2016年日本演出者協会主催・若手演出家コンクールにて最優秀賞受賞。主な外部作品に、F/T14主催プログラム『透明な隣人〜-8 エイト-によせて〜』、SPACふじのくに⇄せかい演劇祭2015『例えば朝9時には誰がルーム51の角を曲がってくるかを知っていたとする』など。2015年よりセゾン文化財団ジュニア・フェロー。

ムーチョ村松(映像作家)
トーキョースタイル代表。1974年、静岡県生まれ。「フキコシ・ソロ・アクト・ライブ」シリーズ、「Frame by Frame」(ロベール・ルパージュ 演出)、「日本の歴史」「愛と青春のシャーロックホームズ」(三谷幸喜 作演出)、大人計画、ジョビジョバ、阿佐ヶ谷スパイダース、城山羊の会、など数多くの演劇作品で、映像制作を手掛けている。最近ではカナダ・モントリオールのHUBスタジオと親密な交流を行なっており、「NINJA」(森山開次演出)では、インタラクティブな映像演出にも取り組んでいる。
【企画監修/審査】

徳永京子(演劇ジャーナリスト)
雑誌、ウェブ、公演パンフレットを中心にインタビュー、作品解説、朝日新聞首都圏版に劇評を執筆。ローソンチケット演劇専門サイト『演劇最強論-ing』企画・監修・執筆。東京芸術劇場企画運営委員。パルテノン多摩企画アドバイザー。読売演劇大賞選考委員。著書に『我らに光を──さいたまゴールド・シアター 蜷川幸雄と高齢者俳優41人の挑戦』、『演劇最強論』(藤原ちからと共著)、『「演劇の街」をつくった男──本多一夫と下北沢』。
【オーディエンス賞参加方法】
5団体すべての公演を観劇した方は、市民審査員と共に、オーディエンス賞審査に参加できます。一番良かったと思う劇団を、あなたの一票で応援しましょう!
(1)全公演のチケットを入手する。
(2)各団体の上演終了後、受付でチケットの半券にせんがわ劇場のスタンプを押してもらう。
(3)30日(日)「(団体名)」公演終了後、スタンプを押した5 枚の半券と引き換えに、投票用紙を受け取る。
(4)投票!
※半券を紛失した場合や、半券を5 枚お持ちでもスタンプがない場合は、投票用紙をお渡しできませんので、あらかじめご了承ください
賞
●グランプリ (専門審査員の協議により決定)
・2022年5月30日(月)~6月5日(日)の1週間分の劇場ホール及び附帯設備の利用料金を免除。
・せんがわ劇場主催公演に招待。
・受賞公演の広報を劇場がサポート。
・2022年3月末までのせんがわ劇場演劇事業に公演チラシの折込代行。
・せんがわ劇場市民サポーターへ団体の公演情報の配信 ・劇場ホームページにインタビューを掲載。
●オーディエンス賞 (全作品鑑賞の観客や公募の市民審査員の方などの投票によって決定)
・2022年5月27日(金)~29日(日)の3日間分の劇場ホール及び附帯設備の利用料金を免除。
・せんがわ劇場主催公演に招待。
・受賞公演の広報を劇場がサポート。
・2022年3月末までのせんがわ劇場演劇事業に公演チラシの折込代行。
・せんがわ劇場市民サポーターへ団体の公演情報配信。
・劇場ホームページにインタビューを掲載。
●個人賞[演出家賞・劇作家賞・俳優賞等] (専門審査員の協議により決定)
・せんがわ劇場主催公演に招待
・劇場ホームページにインタビューを掲載
【関連動画①】★ムーチョ村松氏製作゛演劇コンクールをつなぐ映像”~『The Interview in SENGAWA』~
【関連動画②】★2020年10月30日(金)演劇コンクールスピンオフ企画 『映像と生で楽しむリーディング』(映像)
スタッフ
せんがわ劇場演劇スーパーバイザー:小笠原響
総合舞台監督:廣瀬 正仁(第1回、第4回演劇コンクールファイナリスト)
照明監修:関 定己
総合舞台監督助手:服部寛隆
舞台技術スタッフ:(株)東京舞台照明
宣伝美術:(株)クリエイティブスタジオビュー
制作統括:公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団
せんがわ劇場制作係:水野陽子、萩原景子
制作統括補佐:桒原 秀一(第4回演劇コンクールファイナリスト/せんがわ劇場演劇ディレクター)
制作助手:一宮周平(第9回演劇コンクールファイナリスト)
深堀絵梨(第8回演劇コンクールファイナリスト)
松本一歩(第8回演劇コンクールファイナリスト)
―――
佐川大輔(第4回演劇コンクールファイナリスト/せんがわ劇場演劇ディレクター)
櫻井 拓見(第1回、第6回演劇コンクールファイナリスト/せんがわ劇場演劇ディレクター)
※演劇コンクールでは、多くのファイナリストが運営に参加しています
プレイガイド
■チケットCHOFU ◇TEL 042-481-7222(9:00~19:00第4月曜日休み・変則あり) ◇インターネット予約(※要会員登録、24時間無休) https://www.e-get.jp/cul_bun/pt/ ◇取扱い窓口 ・調布市グリーンホール (9:00~19:00毎週月曜日休館、祝日の場合は翌日・変則あり) ・調布市文化会館たづくり (9:00~21:30毎月第4月曜日および翌日休館・変則あり) ・調布市せんがわ劇場 (9:00~19:00毎月第3月曜日および翌日休館・変則あり) |
※発売初日の窓口販売はありません。9:00から電話・インターネット販売のみ ※お一人様各ステージ2枚まで ※未就学児の入場はご遠慮ください ※車椅子席をご希望の方は、購入時にチケットCHOFU(042-481-7222)へお申し込みください ※お買い求めいただいたチケットのキャンセル・変更・再発行等はいたしかねます ※チケットは無料ですが、セブンイレブンで発券する場合、手数料がかかります(予約1件につき165円、発券1枚につき110円) ※当日のチケットの取扱いはございません ※ 「新型コロナウィルス感染症拡大防止に関するお客様の同意事項」に同意いただけない方はお申込みできません。必ずご確認ください。 |
新型コロナウイルスの感染拡大防止に関するお客様の同意事項
主催事業への参加(来場・チケット購入)されるお客様に、新型コロナウイルスの感染拡大防止に関する以下の項目につい事前にご確認・同意いただきます。あてはまる項目がある場合、または同意いただけない場合は参加をお断りすることがありますので、ご了承ください。
1.以下に該当する方はご入場いただけません。
・37.5度以上の発熱がある。または発熱が続いている
・咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、味覚・嗅覚障害、
眼の痛みや結膜の充血、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐の症状がある
・事業当日から起算して過去2週間以内に、新型コロナウイルス
感染症陽性者との濃厚接触があった
・事業当日から起算して過去2週間以内に、政府から入国制限、
入国後の観察期間を必要とされている国・地域への訪問歴、
及び当該在住者との濃厚接触があった
2.マスクを着用されていない方はご入場いただけません。
館内では常時マスクの着用をお願いいたします。
3.飛沫感染防止の観点から、ハンカチ・ハンドタオル等のご持参をお願いいたします。
手洗い後に手を拭く際など、常にご自分のものを使用し、貸し借りはしないでください。
4.入場時の検温にご協力ください。
5.施設内における感染拡大防止対策にご協力ください。
6.お客様から感染者が発生した場合、氏名・緊急連絡先等の情報を公共機関に
提供いたします。
≪その他、注意事項≫
・当日、会場でのキャンセル待ちはございません。
・専用駐車場はございませんので、お近くの有料駐車場をご利用ください。
・障害者用駐車場(1台分)がございます。ご希望の方は事前に劇場までご連絡下さい。
・公演中の録音・撮影はお断りいたします。
・面会・プレゼントはお控えください。
・やむを得ない事情により、内容を変更または中止させていただくことがございます