西巻茅子展 「ラララン ロロロン〜ちいさなひとたちありがとう」
西巻茅子展 「ラララン ロロロン〜ちいさなひとたちありがとう」 概要
- 開催日
〜
- 開催時間
- 10:00~18:00
※会期中の休館日は以下のとおり
4月25日(月)・26日(火)、5月23日(月)・24日(火) - 会場
調布市文化会館たづくり
- 料金
- 無料
西巻茅子さんは1967年に絵本作家としてデビューして以来、数々の絵本を出版しています。
「わたしのワンピース」のリトグラフをはじめ、最新作『いえでをしたてるてるぼうず』の原画などをご紹介します。
内容
「ラララン ロロロン わたしににあうかしら」-。1969年の刊行当初から幼い子たちに圧倒的に支持され、今なお、輝きを放つロングセラー絵本「わたしのワンピース」。うさぎのワンピースがお花畑で花の模様に、雨が降ると水玉に変わり、ページをめくるたびに、次はどんな模様のワンピースになるだろうと、ワクワクしながら読んだ方も多いのではないでしょうか。
1967年に『ボタンのくに』で絵本作家としてデビューをし、50年以上活躍し続ける西巻茅子さんの展覧会を開催します。西巻さんは東京芸術大学を卒業後、版画を制作しながら、幼稚園の一室を間借りして、「子どものアトリエ」を始めました。そしてそこに通う子どもたちの、自分の心にあるものを自由にのびのびと表現した絵の素晴らしさに触発され、絵本の世界に踏み込んでいきました。絵本の制作については、「絵を楽しめる本を作りたいと手がけました。『子どもが借りていくので、図書館にいつもない本』と聞いたときは、描いて良かったと思いました」と語っています。
本展は、2021年5月に開催後、新型コロナウイルスの影響により会期縮小となった展覧会の展示内容を一部更新して開催します。『わたしのワンピース』はもちろん、2019年出版の最新作『いえでをしたてるてるぼうず』、刺しゅうとアップリケで作成された絵本『ぼくたち1ばんすきなもの』の原画など、多彩な手法で描かれた作品約70点を展示します。
また、絵本の一場面に入れるようなフォトスポットも設けます。子どもの頃の気持ちを思い出しながら、展覧会を楽しんでいただければ幸いです。
作家プロフィール
西巻茅子(にしまきかやこ)/絵本作家
1939年、東京に生まれる。東京芸術大学工芸科卒業。学生時代からリトグラフ、エッチングを手がけ、 日本版画家協会展新人賞、同奨励賞受賞。のびやかな線と明るい色調で描かれるその世界が、子どもの心に自然に受け入れられている。
『ちいさなきいろいかさ』(もりひさし文/金の星社)で第18回サンケイ児童出版文化賞、『えのすきなねこさん』(童心社)で第18回講談社出版文化賞絵本賞など、多くの賞を受賞している。神奈川県在住。開催によせて
私は、27才の時はじめての絵本を描きました。それから55年間100冊以上の絵本を描いてきました。ちいさなひとたちが楽しんでくれた幾册かの絵本の中でも特に人気のあったのが「わたしのワンピース」です。
今回、調布市文化会館たづくりでは、この絵本を中心に私の仕事を展示して下さいます。楽しんでご覧頂ければ幸です。
西巻茅子
絵本作家・西巻茅子さんが今までの絵本の制作秘話や子どもたちによせる思いについて語ります。
2022年5月21日(土)13:30~15:00(開場13:00)
調布市グリーンホール 大ホール
入場無料 ※未就学児不可(有料保育サービス有)/事前申込制
講演会の記録映像をYoutubeで公開しています。
後援:調布市教育委員会 J:COM 調布FM83.8Mhz
協力:こぐま社 調布市立図書館 株式会社ブルージエイ
次の展示のお知らせ
冨岡奈津江展「陶のいきもの 〜土から生まれた生き物たち〜」
2022年6月11日(土) 〜 2022年7月31日(日)