【終了】調布シネサロン特別上映　　バリアフリー上映会『ケイコ 目を澄ませて』

内容

聴覚障害と向き合いながら実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルに、彼女の生き方に着想を得て、『きみの鳥はうたえる』の三宅唱が新たに生み出した物語。
音もセコンドの指示もレフリーの声も聞こえない中、じっと＜目を澄ませて＞闘うケイコの姿を、様々な感情の間で揺れ動きながらも一歩ずつ確実に歩みを進める等身大の一人の女性として描き、彼女の心のざわめきを16mm フィルムに焼き付けた。

『ケイコ目を澄ませて』（2022年／99分／ブルーレイ）
監督：三宅　唱
出演：岸井ゆきの　三浦友和　ほか
あらすじ：
下町の一角にあるボクシングジムで日々鍛錬を重ねる彼女は、生まれつきの聴覚障害で、両耳とも聞こえない。それでも努力の末にプロボクサーとしてリングに立ち続ける。ある日、ケイコはジムが閉鎖されることを知る。

上映前トーク（手話通訳、UDトークによる文字サポート付き）

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  【トークゲスト】長谷川 晴彦（プロデューサー）

  株式会社ロボット入社後、２０１１年からプロデューサー。
  ドラマ「終電バイバイ」で初プロデュース。『WE ARE LITTLE ZOMBIES』でサンダンス映画祭審査員特別賞を受賞。『ひとよ』でキネマ旬報日本映画監督賞（白石和彌）、『ノースライト』『シェフは名探偵』でギャラクシー賞奨励賞。
  『ケイコ目を澄ませて』で毎日映画コンクール映画大賞受賞、キネマ旬報年間ベストテン第一位を受賞。

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  松浦 慎一郎（俳優、ボクシング指導）

  1982年9月22日生まれ。長崎県五島列島出身。
  映画『ケイコ 目を澄ませて』(22/三宅唱監督)、映画『すばらしき世界』（21/西川美和監督）、映画『万引き家族』（18/是枝裕和監督）、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ！』（23年）など多数の話題作に出演。

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  【聞き手】松崎 健夫（映画評論家）

  映画評論家　兵庫県出身。東京芸藝術大学大学院映像研究科映画専攻修了。テレビ・映画の現場を経て執筆業に転向。『そえまつ映画館』、『シン・ラジオ』、『米粒写経 談話室』、『今度ナニ観る！？』など、テレビ・ラジオ・配信番組に出演中。『キネマ旬報』、『DVD＆動画配信でーた』、『文藝春秋CINEMA』、『旅行読売』、映画.com、劇場パンフレット等に多数寄稿、共著に『現代映画用語事典』（キネマ旬報社）などがある。現在、ゴールデン・グローブ賞国際投票者、キネマ旬報ベスト・テン選考委員、日本映画批評家大賞選考委員、田辺・弁慶映画祭審査員、Yahoo!ニュース エキスパートコメンテーター、デジタルハリウッド大学特任准教授などを務めている。