第12回せんがわ劇場演劇コンクール参加団体募集!
第12回せんがわ劇場演劇コンクール参加団体募集! 概要
- 開催日
〜
- 開催時間
- 本選の詳細時間未定
- 会場
調布市せんがわ劇場
- 料金
- 参加費無料
- 受付開始日
- 2021年11月22日(月)10:00
募集は終了しました
内容
2022年5月21日(土)、22日(日)に開催する、第12回せんがわ劇場演劇コンクールの参加団体を募集します!
グランプリには翌年のせんがわ劇場1週間無料使用権、オーディエンス賞には3日間無料使用権を授与。受賞公演を行っていただきます。
さらに、専門審査員による全団体への講評・一般審査員とのアフターディスカッションなど、充実の2日間にチャレンジできるファイナリスト5団体をめざして、皆さまのご応募をお待ちしています!
厳正な審査の結果、以下の5団体が二次審査を通過し、ファイナリストに決定しました。
誠におめでとうございます!
安住の地
エリア51
階
盛夏火
ほしぷろ
(50音順)
3月には、コンクール本選のホームページを開設予定です。また、オーディエンス賞を決める一般審査員(市民審査員から改称)の募集も3月に予定しています!どうぞお楽しみに!
一次審査通過団体発表
厳正な審査の結果、以下の12団体が第一次審査を通過しました。本選に出場するファイナリストは2月中旬に発表いたします。
階
盛夏火
エリア51
安住の地
劇団FAX
20歳の国
銀色天井秋田
かまどキッチン
演劇ユニットせのび
うさぎの喘ギ
ほしぷろ
喜劇のヒロイン
(応募順)
せんがわ劇場演劇コンクールとは
調布市せんがわ劇場は平成20 年に開館した調布市の公共劇場です。 当財団のミッションである「豊かな人間性を育む芸術・文化の推進」「地域コミュニティの活性化と文化プラットフォームの形成」に基づき、「次世代を担う芸術家と鑑賞者の育成」というゴールに向けて実施している企画が、せんがわ劇場演劇コンクールです。
単に作品の優劣を競うものではなく、せんがわ劇場における舞台芸術活動者の育成支援の出発点として位置づけています。
コンセプトは「出会い」。批評の言葉、観客、アーティスト同士など、さまざまな出会いを提供し、従来のコンクール以上のコミュニケーションを目指しています。 本コンクールではとりわけ、批評の言葉を大切にしています。全専門審査員が全ファイナリスト団体について直接講評し、その後、一般審査員(※)と参加団体も交えて講評をもとにしたディスカッションを行います。専門審査員の講評は後日、劇場ホームページに掲載します。
※今回より、市民審査員の名称を一般審査員に変更します。
コンクールの特色その1=3つの「出会い」
- 『新たな観客』との出会い
- コンクールを楽しみにしているお客さまが多く来場されます。新しい観客を開拓できるチャンスです。
- 『各分野のプロフェッショナルによる講評』との出会い
- 専門審査員が、全ファイナリスト団体について講評を行います。
- 『アウトリーチ活動の企画・指導』での出会い
- 調布市内の小中学校などさまざまな場所で、演劇ワークショップを通じてアウトリーチ活動を行っている「DEL」に参加できます。
コンクールの特色その2=コミュニケーション増し増し・アフターディスカッション
表彰式終了後、ファイナリスト・専門審査員・一般審査員が語り合う場を設けます。アフターディスカッションを設けます。90分という時間を使い、突っ込んだ解釈、素朴な感想、異論反論を率直に交わし、表現者と客席の距離を近づけます。
せんがわ劇場演劇事業への参加
多くのコンクールファイナリストが、DEL (ページ内リンク:DELとは) に参加し演劇アウトリーチ活動をしている他、演劇コンクールの運営や、主催公演事業に参加しています。今年度の公演事業への参加をご紹介します。
第7回調布市せんがわ劇場市民参加演劇公演「その境を超えて ~Beyond the border~」(詳細ページへのリンク)
- ホール演目A脚本・演出=一宮周平(第9回)
- ホール演目A演出助手=中原くれあ(第4回)
- ホール演目Bファシリテーター=櫻井拓見(第1回、第6回)、今井美佐穂(第4回)、松田文(第5回)、深堀絵梨(第8回)
- 制作統括補佐=佐川大輔(第4回)
- 舞台監督=廣瀬正仁(第1回、第4回)
親と子のクリスマス・メルヘン「クリスマスがちかづくと」(詳細ページへのリンク)
- 脚本=山下由(第8回)
- 演出=桒原秀一(第4回)
- パペットアドバイザー=鈴木アツト(第4回)
- 演出助手=一宮周平(第9回)
- 制作統括補佐=櫻井拓見(第1回、第6回)
- 舞台監督=廣瀬正仁(第1回、第4回)
コンクール概要
- 名称
- 第12回せんがわ劇場演劇コンクール
- 本選開催日
- 令和4年(2022年)
- 5月21日(土) 本選1日目・3団体上演
- 5月22日(日) 本選2日目・2団体上演・表彰式・アフターディスカッション
- 会場
- 調布市せんがわ劇場
- 入場料
- 無料(各回入れ替え制)
- ファイナリスト(本選出場)
- 5団体
募集要項
応募資格
- 舞台芸術活動をしている方。過去3回以上の主催公演を、5年以内に行っていること。
- 本選時のスタッフ(舞台監督・音響・照明)を用意できること。
- 参加団体説明会(最低1名)と、最終打ち合わせにスタッフ(演出・舞台監督・音響・照明)が参加できること。(オンライン参加可)
- 表彰式、アフターディスカッションに参加できること。
- 受賞公演を実施できること。
上演作品
- オリジナル作品(新作、既上演作品は問わず)とする。原作物の翻案作品可。
上演時間
- 30分以上40分以内
エントリー料
- 無料
応募期間
- 11月22日(月)10:00~12月3日(金)23:59
- 〆切厳守
応募方法
- 過去の上演作品全編収録映像データ(ダイジェスト不可)を、WEB上で閲覧できるように準備する(YouTubeの限定公開など動画共有サイトを利用)
- 下記の応募フォームに全項目を記入する
賞
グランプリ(1団体)
専門審査員の協議により決定。
- 表彰状の授与
- 2023年5月29日(月)~6月4日(日)の1週間劇場ホール使用権(付帯設備込)を贈呈
- 受賞インタビューをホームページに掲載
- 受賞公演の広報を支援
オーディエンス賞(1団体)
公募の一般審査員と、全公演を鑑賞した観客の投票により決定。
- 表彰状の授与
- 2023年5月26日(金)~5月28日(日)の3日間劇場ホール使用権(付帯設備費込)を贈呈
- 受賞インタビューをホームページに掲載
- 受賞公演の広報を支援
個人賞(劇作家賞・演出家賞・俳優賞)
専門審査員の協議により決定。
- 表彰状の授与
- 受賞インタビューをホームページに掲載
その他
- ファイナリスト5団体は、せんがわ劇場DEL(Drama Education Labo)に参加できます。DELの活動や参加方法などの詳しい説明は、最終打ち合わせと同日に行います。DELについての簡単な説明は、このページの下に記載しています。
(ページ内リンク:DELとは) - 表彰式では、専門審査員全員がそれぞれ、ファイナリスト5団体への講評を行います。講評は後日ホームページにて発表します。
審査員
専門審査員 ※50音順
高田聖子(俳優)

1987年「阿修羅城の瞳」より劇団☆新感線に参加。以降、看板女優として数々の公演でヒロインから悪役まで幅広く演じる。95年に自身が立ち上げたプロデュースユニット「月影十番勝負」続く「月影番外地」では、様々な演劇人とコラボレートするなど新たな挑戦を続けており、2016年「どどめ雪」で第51回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。近年の主な出演作品、【舞台】ケムリ研究室『ベイジルタウンの女神』、愛のレキシシアター『ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ』、劇壇ガルバ『森から来たカーニバル』【映画】『罪の声』、『死神遣いの事件帖-傀儡夜曲-』【ドラマ】『結婚できないにはワケがある。』、連続テレビ小説『エール』
<メッセージ>
高田聖子です。俳優です。
私も以前劇団で東京の演劇フェスティバルに参加した事があります。その頃に沢山の先輩方からの色々な叱咤激励、助言や嘲笑などを浴びました。なのに、せっかくの先輩からのお言葉をほとんど無視して馬鹿馬鹿しい事をやり続けました。それが良かったかどうかはさっぱりわかりませんが、その頃言われた言葉の断片が今になって古傷のように疼く事があります。審査員をお引き受けしておいてこんな事を言うのはいけないかもしれませんが、私の言う事など無視してくださって結構です。俳優と言うものはどこか自己中心的にしか物を見られないと思っているからです。
しかし私は細々とですがプロデュース公演も行っておりますし、なんせ演劇ファンでありますので、その辺の色メガネをしっかりかけて観させていただきたいと思っています。
楽しみにしております。
長田佳代子(舞台美術家)

広島生まれ。1999年 舞台美術家・島次郎氏に師事。2009年文化庁芸術家海外研修員としてドイツの劇場で研修。2010年に第37回『ボス・イン•ザ・スカイ』で伊藤熹朔賞新人賞受賞。2012年『ポルノグラフィ』で第39回伊藤熹朔賞受賞。
演劇を中心に、ヨーロッパ企画をはじめとする小劇場から重厚な海外戯曲まで幅広く手がける。近年の作品に、文学座『弁明』、青年座『アルビオン』、こまつ座『母と暮せば』、風姿花伝プロデュース『終夜』、世田谷パブリックシアター主催『炎 アンサンディ』『岸 リトラル』『森 フォレ』、シアタークリエ主催『ブラッケン・ムーア』、劇団チョコレートケーキ『帰還不能点』『一九一一年』など。
<メッセージ>
漠然と“日常”と呼んでいた日々の営みを、大きく揺るがされることになって、早一年以上経ちます。日常の中で、演劇を継続することの難しさと同時に、これまでとは違った安堵や喜びを経験してきた我々、演劇人。コンクールに応募された全てのカンパニーの皆さんに、まずは、拍手を送りたいと思います。“ただでさえ、時間もお金もかかる演劇、人間関係で悩まされる演劇を、こんな状況でも、仲間と共に創作し続ける日常” 万歳です!
講評とは、指導的な立場から、理由などを述べながら批評を加えること、とあります。批評となると、なかなか尻込みしてしまう私ですが、大切な日常から削り出された作品が、このコンクールを経て、更にこの先の日常を暖かく照らしうる作品へと生まれ変わるような、そんな時間を皆さんと過ごせたらと思います。
松井周(劇作家・演出家・サンプル主宰)

1972年東京都出身。1996年劇団「青年団」に俳優として入団後、作家・演出家としても活動を開始する。2007年劇団「サンプル」を旗揚げ、青年団から独立。バラバラの自分だけの地図を持って彷徨する人間たちを描きながら、現実と虚構、モノとヒト、男性と女性、俳優と観客、などあらゆる関係の境界線を疑い、踏み越え、混ぜ合わせることを試みている。近作に『変半身(かわりみ)』(2019年共同原案:村田沙耶香)、ホリプロ『てにあまる』(2020年演出:柄本明)など。
2011年『自慢の息子』で第55回岸田國士戯曲賞を受賞。伊、仏、米、台湾に続き韓国では2020年から3戯曲が翻訳上演されるなど国内外から評価を受ける。
<メッセージ>
面白い演劇を観たいです。素直にそう思います。偶然思いついた新しい遊びとその高揚感で走り抜けるようなものであっても、ずっと気になっているテーマにじっくり向き合ったものでもいいし、僕の感覚では理解が追いつかないほどぶっ飛んでる作品でも受け止めてみたいです。根本的で好奇心に満ちた、「今これを観ないでどうするの?」と迫ってくる作品と出会いたいです。
三浦直之(劇作家・演出家・ロロ主宰)

宮城城県出身。2009年、主宰としてロロを立ち上げ、 全作品の脚本・演出を担当する。2015年より、高校生に捧げる「いつ高シリーズ」を始動し、戯曲の無料公開、高校生以下観劇・戯曲使用無料など、高校演劇の活性化を目指す。 そのほか脚本提供、歌詞提供、ワークショッ プ講師など、演劇の枠にとらわれず幅広く活動中。2016年『ハンサムな大悟』で第60回岸田國士戯曲賞最終候補作品ノミネート。 2019年脚本を担当したNHKよるドラ『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』で第16回コンフィデンスアワード・ドラマ賞脚本賞を受賞。
<メッセージ>
僕が初めて書いた戯曲の書き出しは「舞台は水槽でできている」でした。どんな話になるかもまだよく決めていないなか、とにかく驚かせたいという気持ちだけでそのト書きを書きました。僕が舞台作品をつくるときの初期衝動はこの頃から一貫して驚かせたいという欲望です。(水槽の舞台美術は予算の壁で結局実現できなかったけど、実現できなさに打ちのめされるのも舞台芸術の醍醐味です)
僕が舞台作品にのめりこんでいったのもたくさんの驚きと出会ったからでした。物語そのものへの驚きもあれば、物語の外側の空間への驚き、俳優の演技に対する驚きなど、演劇はたくさんの驚きに満ちています。
せんがわ劇場演劇コンクールを通して、たくさんの新しい驚きに出会えることを楽しみにしています。のけぞりたい。
企画監修・審査
徳永京子(演劇ジャーナリスト)

雑誌、ウェブ、公演パンフレットを中心にインタビュー、作品解説、朝日新聞首都圏版に劇評を執筆。ローソンチケット演劇専門サイト『演劇最強論-ing』企画・監修・執筆。東京芸術劇場企画運営委員。読売演劇大賞選考委員。著書に『我らに光を──さいたまゴールド・シアター 蜷川幸雄と高齢者俳優41人の挑戦』、『演劇最強論』(藤原ちからと共著)、『「演劇の街」をつくった男──本多一夫と下北沢』。
<メッセージ>
コロナ禍がもたらした演劇の負荷は、若い世代ほど大きく影響を受け、それが広がりつつあると感じています。このコンクールが、立ち込める重い霧がわずかでも晴れ、継続への意欲が湧く場所になれたらと考えています。その心強いサポートとなっていただける4名の専門審査員の方が集まってくださいました。まだ迷いの多い時期とは思いますが、きっかけが欲しい方、ぜひ応募を検討してください。
1次審査員(DELメンバー)※50音順
スケジュールと審査の過程
1次審査(結果発表…1月下旬予定)
1次審査員(せんがわ劇場DELメンバー8名)が、応募書類と映像により、財団のミッションにかなう作品であるかも考慮に入れて審査し、企画監修の徳永京子氏と協議の上、2次審査に進む団体を選出。
2次審査
専門審査員の高田聖子氏、長田佳代子氏、松井周氏、三浦直之氏と企画監修の徳永京子氏の5名が、応募書類と映像(団体が指定した5分間)をもとに、 財団のミッションにかなう作品であるかも考慮に入れて協議の上、本選に進むファイナリスト5団体を選出。
ファイナリスト発表!…2月上旬 2月中旬
参加団体説明会(2月22日(火)時間未定、3時間程度)
上演ルール・舞台機構・制作面等の重要事項の説明。団体より最低1名の参加必須。上演順、テクニカルリハーサルの日程を決定。(zoom参加可)
最終打合せ(5月上旬)
演出、美術、音響、照明プランの最終確認。
テクニカルリハーサル(5月17日(火)~20日(金)のうち1日)
各団体3時間程度。日程は参加団体説明会にて決定。
本選(5月21日(土)、22日(日))
せんがわ劇場での上演審査。
グランプリは、専門審査員が各団体の企画力・演出力・表現力などを基に、財団のミッションにかなう作品であるかも考慮に入れて総合的に審査を行い、協議により決定。個人賞は、各部門において優れた者を協議により決定する。
オーディエンス賞は、一般審査員(2票)、全公演を鑑賞した観客(1票)の投票の合計により決定する。
一般審査員募集(募集期間 3/5~3/31)
オーディエンス賞のカギを握る一般審査員を募集します!
DELとは
地域でアウトリーチ事業を行うワークショップ指導者を育成するため、せんがわ劇場が独自に始めたシステムで、ドラマ・エデュケーション・ラボ(Drama Education Labo)の略。
演劇コンクール参加団体の方は、DELメンバーになるためのプログラムを受講してアウトリーチ事業に参加することができます。アウトリーチ事業は、小中学生などを対象に、コミュニケーションの力や創造性を引き出すことを目的としています。

助成
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会