第16回せんがわ劇場演劇コンクール・参加団体募集
第16回せんがわ劇場演劇コンクール・参加団体募集 概要
- 開催日
〜
- 開催時間
- 募集期間:2025年9月1日(月)~11月4日(火)
- 会場
調布市せんがわ劇場
- 料金
- エントリー料・参加費無料
- 受付開始日
- 9月1日
内容
2026年5月23日(土)、24日(日)に開催する、第16回せんがわ劇場演劇コンクールの参加団体を募集します。
せんがわ劇場演劇コンクールは、専門審査員全員による講評、つくり手と審査員が意見を交わし合うアフターディスカッション、「DEL」でのせんがわ劇場事業への参加など、数々の独自の取り組みを特徴としています。
皆さまのご応募をお待ちしています。
※応募の前に必ず、募集要項をよくご確認ください
News
せんがわ劇場演劇コンクールとは
せんがわ劇場演劇コンクールは、当劇場のミッション「次世代を担う実演家の育成」に基づき開催しています。
コンセプトは「出会い」。批評の言葉、観客、アーティスト同士など、さまざまな出会いを提供し、従来のコンクール以上のコミュニケーションを目指しています。
本コンクールでは、批評の言葉を大切にしています。全専門審査員が全出場団体について直接講評し、その後、一般審査員と参加団体も交えてアフターディスカッションを行うことで、出会いの機会をさらに豊かにしています。
本コンクールは、優劣を競うもだけの場ではなく、舞台活動が広がる出会いの場であり、せんがわ劇場における舞台芸術活動者の育成支援の出発点と位置づけています。
コンクールの特色その1=3つの「出会い」
1.『新たな観客』『他団体』との出会い
コンクールを楽しみにしているお客さまが多く、劇団の新たなファンを得るチャンスです。また、これまでつながりのなかった団体と知り合えます。
2.『各分野のプロフェッショナルによる講評』との出会い
全専門審査員が、全出場団体について講評を行います。
3.『劇場や地域』との出会い
コンクール出場者は、劇場が主催する公演やワークショップの企画運営、調布市内の小中学校などさまざまな場所で演劇アウトリーチ活動を行う「DEL」(ページ内リンク:DELとは)に参加できます。詳しくはページ下部に掲載しています。
コンクールの特色その2=「出会い」を「理解」に深めるコミュニケーション
表彰式終了後、出場団体・専門審査員・一般審査員がフラットに語り合う『アフターディスカッション』を行います。ファシリテーターの進行のもと、突っ込んだ解釈、素朴な感想、異論反論を率直に交わし、表現者と観客の距離を近づけます。
コンクール概要
- 名称
第16回せんがわ劇場演劇コンクール - 開催日
令和8年(2026年)
5月23日(土) コンクール1日目 3団体上演
5月24日(日) コンクール2日目 2団体上演・表彰式・アフターディスカッション - 会場
調布市せんがわ劇場 - 出場団体
5団体
募集要項
応募資格
- 舞台芸術活動をしている方。過去3回以上の主催公演を、5年以内に行っていること。
- コンクール出場時のスタッフ(舞台監督・音響・照明)を用意できること。
- 参加団体説明会(1名以上)と、最終打ち合わせにスタッフ(演出・舞台監督・音響・照明)が参加できること。
- 表彰式、アフターディスカッションに参加できること。
- 受賞公演を実施できること。
上演作品
オリジナル作品(新作、既上演作品は問わず)とする。原作物の翻案作品可。
上演時間
30分以上40分以内
エントリー料
無料
応募期間
・開始:9月1日(月)
・締切:11月4日(火)23:59 厳守
上演補助金
出場5団体に、一律50,000円を支給
応募方法(オンラインのみ)
- 過去の上演作品全編収録映像データ(ダイジェスト不可)を、WEB上で閲覧できるように準備する。YouTubeの限定公開機能を利用する。
- 応募フォームに全項目を記入し、提出する。
※コンクール上演作品の「作家・脚本・翻訳」及び「演出家」は、映像資料と同一人物であること
※途中保存可
以下、応募フォーム内に作文する質問事項があります。
「演劇について最も感じている課題はなんですか。それを解決するために必要なことと、ご自身ではどう取り組んでいきたいかをお聞かせください(300文字以内)」
「明日、せんがわ劇場でどんなことをやってみたいですか(300文字以内)」
「5年後、せんがわ劇場でどんなことをやってみたいですか(300文字以内)」
参考 前回(第15回)コンクール資料 ※クリックするとPDFファイルが開きます
①参加団体用コンクールレギュレーション
②せんがわ劇場舞台図面
③せんがわ劇場舞台図面(墜落防止用ワイヤー長さ入り)
④せんがわ劇場演劇コンクール 備品リスト
賞
グランプリ(1団体)
専門審査員が審査し、決定します。
2027年5月31日(月)~6月6日(日)の1週間劇場ホール使用権(付帯設備込)を贈呈 ほか
オーディエンス賞(1団体)
一般審査員と、全公演を鑑賞した観客の投票により決定します。
2027年5月28日(金)~5月30日(日)の3日間劇場ホール使用権(付帯設備費込)を贈呈 ほか
個人賞(劇作家賞・演出家賞・俳優賞)
専門審査員が決定。
スケジュール
【★】… 出場団体(二次審査通過団体)は参加必須
~11月4日(火) 参加団体募集
1月上旬※予定 一次審査通過団体を発表 ※最大15団体
1月下旬※予定 コンクール出場団体(二次審査通過団体)を発表
2月22日(日) 【★】参加団体説明会 せんがわ劇場で実施(参加方法は対面のみ)
4月上旬 チケット発売開始
4月下旬 舞台資料提出締切
5月12日(火) 【★】最終打ち合わせ せんがわ劇場で実施(オンライン可) ※13~17時のうち30分程度を後日指定
5月19日(火)~22日(金) 【★】テクリハ・ゲネプロ 仕込み・バラシ含め、本番と同様の内容を同様の時間で行う ※日時は後日指定
5月23日(土)、24日(日) 【★】第16回せんがわ劇場演劇コンクール
※出場団体作品のライブ配信は実施しません
審査員
専門審査員 ※敬称略
笠木 泉 かさぎ いずみ(劇作家・演出家・俳優)

撮影/加藤孝
⼤学在学中に俳優として宮沢章夫主宰の遊園地再⽣事業団に参加。以後、ミクニヤナイハラプロジェクト、劇団はえぎわ、岡⽥利規作品、シティボーイズミックスなど、様々な舞台作品に多数出演。2018年、⾃らが戯曲を書き演出するフィールドとしてソロ演劇ユニット「スヌーヌー」をスタートさせ、以降は劇作家、演出家としての活動を続けている。2021年、戯曲「モスクワの海」で第66回岸⽥國⼠戯曲賞最終候補に選出。2024年、戯曲「海まで100年」で第69回岸⽥國⼠戯曲賞を受賞。
スヌーヌーHP
<笠木泉からのメッセージ>
「自分にとっての表現」とは何なのか。自問自答しながら歩き続けて気がつけば「いまここにいる」という感覚です。みなさんも日々「自分にとっての表現」を追求されていると思います。己を信じたり疑ったりしながら誠実に生み出すひとつの作品、それはまさに唯一無二の「いま」「ここ」。新しき演劇が生まれる瞬間に立ち会える喜びを噛み締め、わたしもわたしなりの全力でこの場に臨もうと思います。お会いできることを心から楽しみにしております!
佐藤 滋 さとう しげる(俳優)

1974年新潟生まれ。文学座附属演劇研究所卒業後、劇団KAKUTAに11年在籍。退団後、こまばアゴラ演劇学校無隣館第一期を経て、現在は青年団に所属。2023年、自身の企画である「滋企画」を立ち上げる。第一回公演『K2』(2023年)、第二回公演『オセロー』(2024年)、第三回公演『ガラスの動物園』(2025年)を上演。2026年3月に、第4回滋企画(作•演出•音楽:糸井幸之介)を上演予定。
★2024年せんがわ劇場芸術監督演出公演「ドクターズジレンマ」出演
滋企画HP
<佐藤滋さんのメッセージ>
審査員という立場(!)の重圧を全力で受け止めて、全身全霊でせんがわ劇場へ向かわせていただきます。…そしてすみません…その一方で、その立場を忘れて、みなさんと出会いに行くつもりでも、あります。ひとりの俳優、演劇人として。同じ時代に生きて演劇を創っているみなさんと、出会って、そしてたくさんお話がしたいです。どうか皆さんが、心からうれしく、そして心から楽しんで、創作ができますように。応援しています。
ひびの こづえ(コスチューム・アーティスト)

東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。コスチューム・アーティストとして広告、演劇、ダンス、バレエ、映画、テレビなどその発表の場は、多岐にわたる。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」のセット衣装を担当中。歌舞伎「野田版 研ぎ辰の討たれ」;現代劇の野田秀樹作・演出の「フェイクスピア」、「正三角関係」;オペラ「さまよえるオランダ人」新国立劇場;森山開次演出「星の王子さま-サン=テグジュペリからの手紙-」KAATなどの衣装を担当。ダンスパフォーマンスを衣装の発想から「WONDER WATER」「Rinne」「MAMMOTH」「ROOT:根」「二人のアリス」「アリとキリギリスと」を企画展開中。
ひびのこづえHP
<ひびのこづえからのメッセージ>
私は演劇に衣装プランナーとして関わっていますが、台本を読み込む難しさ、言葉を形にする難しさ、演出家との葛藤。でもそれを超えた先にある、創作と総合芸術の面白さが上回り続けています。どんな舞台が見られるのか楽しみです。
コンクール企画監修・専門審査員
徳永 京子 とくなが きょうこ(演劇ジャーナリスト)

撮影/宮川舞子
演劇ジャーナリスト。せんがわ劇場外部演劇アドバイザー。東京芸術劇場企画運営委員。読売演劇大賞選考委員。日本舞台芸術ネットワーク理事。朝日新聞首都圏版に劇評執筆。ステージナタリーにコラム『眼鏡とコンパス』連載中。ローソンチケットウェブメディア『演劇最強論-ing』企画・監修・執筆。著書に『「演劇の街」をつくった男─本多一夫と下北沢』、『我らに光を─蜷川幸雄と高齢者俳優41人の挑戦』、『演劇最強論』(藤原ちから氏と共著)。
<徳永京子からのメッセージ>
この数年、出場団体募集のメッセージを書く度、葛藤します。演劇は基本、楽しいものだから「我こそはと思う方はぜひ」と気軽に呼びかけたい。でも演劇は同時に、複数の人が無数の知恵と体力と時間とお金を使ってつくられ、なのにコンクールは1度きりの上演で、せんがわ劇場から賞金は出ません。それでも臨んでくださる皆さんに渡せるものは何か、コンクールに関わる全員で、現時点での最善を考えています。そこに少しでも多くの、即効性、遅効性さまざまな楽しさを忍び込ませたいです。
せんがわ劇場芸術監督・専門審査員
小笠原 響 おがさわら きょう(演出家)

撮影/青二才晃
フリーの舞台演出家として様々な劇団・プロデュース公演から市民演劇まで幅広く演出活動を展開。日本芸術文化振興会演劇分野プログラムオフィサーを務めた経験から、近年は劇場を拠点とした演劇事業にも関わり、地域の演劇振興に貢献。2018年、2024年読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。
主な演出作品
『嵐 THE TEMPEST』(俳優座劇場プロデュース)、『ベルリンの東』(名取事務所)、『正義の人びと』(劇団俳優座)、『真の花や』(エーシーオー沖縄)、千葉市民創作ミュージカル『稲毛の浜で会いましょう』(2025年9月上演予定)他
<小笠原響からのメッセージ>
近年、せんがわ劇場演劇コンクールは、参加団体に優劣をつけるだけでなく、全ての作品に対して専門家から丁寧に講評を施し、市民から選ばれた審査員も加えて創り手と評価者・鑑賞者が意見を交わし合う機会を設けるなど、演劇への理解を深めるコンクールへと進化しています。互いに刺激を共有し、垣根を越えて交流し、成長のきっかけを生み出すせんがわ劇場演劇コンクール。ご応募お待ちしております。
一次審査員
せんがわ劇場DELから8名が担当します。
前回のせんがわ劇場演劇コンクール

撮影/青二才晃
せんがわ劇場の演劇事業への参加
多くのコンクール出場者が、DEL (ページ内リンク:DELとは) に加入し、演劇アウトリーチ活動や主催公演など、せんがわ劇場の演劇事業に参加しています。
DELメンバーの演劇事業への参加実績(近年)を紹介します。
■2025年度 第15回せんがわ劇場演劇コンクール(詳細ページへのリンク)
運営チーム=佐川大輔(第4回)、櫻井拓見(第1回、第6回)、深堀絵梨(第8回)、一宮周平(第9回)、大原渉平(第6回)、小林真梨恵(第8回)、宮崎玲奈(第11回)、山下 由(第8回)
一次審査員8名
■2025年度インクルーシブシアター(詳細ページへのリンク)
ファシリテーター=深堀絵梨(第8回)、タカミナオミ
■2025年度おらほせんがわ夏まつり 夏休み子ども向けミニシアター『シンドバッドの冒険 ~調布一夜物語~』※鑑賞型演劇アウトリーチ作品 (詳細ページへのリンク)
演出=島村和秀(第7回)
出演=石原夏実(第9回)、たけうちみずゑ(第1回、第6回)、武田知久(第13回)、星善之(第12回)
宣伝美術=うえもとしほ(第9回)
制作=松田文(第5回)
■2025年度親と子のクリスマスシアター『木島平のカロ』
脚本=尾崎太郎(第13回)
出演=大石丈太郎、日景温子
演出助手=平松香帆
制作助手=三石美咲
■2025年度せんがわディレクターズセレクション「ピギーバック」(仮)
脚本=細川洋平(第11回)
出演=中村真季子、関彩葉(第12回、第14回)
演出助手=坂本奈央(第13回)
宣伝美術=大原渉平(第6回)
■演劇アウトリーチ(詳細ページへのリンク)
・コミュニケーションワークショップ
・鑑賞型演劇ワークショップ
ファシリテーターや出演者として、調布市内各施設で多数メンバーが活動中

